毎日新聞 2026/5/16 09:00(最終更新 5/16 09:00) 854文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷不要になったペットボトルから直接MOF(金属有機構造体)を作るイメージ図。MOFには二酸化炭素を吸着できる=ジンチェンコ・アナトーリ名古屋大准教授提供 不要になったペットボトルをそのまま原料とし、「金属有機構造体(MOF)」を合成することに成功したと、名古屋大のチームが発表した。ペットボトルの主原料のPET(ポリエチレンテレフタレート)をMOFに変える技術はあるが、化学分解など複数の処理が必要で、手間とエネルギーがかかった。新たな手法では、短時間で高効率にMOFを作り出せ、二酸化炭素(CO2)を吸着する高い能力も持つという。 限りある石油資源を節約し、環境への負荷を低減するため、廃プラスチックの有効利用が必要とされているが、多くが焼却、廃棄されている。特に飲料ボトルや包装材として使われるPETは、流通量が多くリサイクルが求められている。Advertisement MOFは2025年にノーベル化学賞のテーマになった物質で、金属イオンと有機分子でできた骨格の内部に多数のナノメートル(ナノは10億分の1)サイズの空間がある。気体の出し入れを制御できる多孔性材料として注目されている。 研究チームは、砕いたペットボトルを、水や酢酸などと一緒に同じ容器に入れ、220度の高温高圧で反応させるプロセスを考案。4~8時間という短時間でMOFが生成され、8時間で理論値の81・7%の高収率を達成した。従来法での収率は10~56%と報告されている。不要になったペットボトルから直接MOF(金属有機構造体)を作り、二酸化炭素を吸着する。後方は反応容器=ジンチェンコ・アナトーリ名古屋大准教授提供 合成されたMOFは、50~100ナノメートルの粒子で、1グラム当たりの表面積は2400平方メートルに及ぶ。条件によっては、1グラムで約100リットルの空気に含まれる量(0・08グラム)に相当するCO2を吸着できるという。 このMOFに対し、アミンという化学物質を付け、CO2の吸着能力を10倍にすることにも成功した。吸着と脱離を繰り返しても、性能は低下せず、安定していることも確認された。 ジンチェンコ・アナトーリ名古屋大准教授は「危険性の高い試薬を使う必要がないことも大きな利点だ。廃プラスチックの高付加価値化と、CO2回収を同時に実現できる技術で産業応用が期待される」と話した。 成果は化学工学分野の国際専門誌に掲載された。【渡辺諒】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>