ストーリー 後藤豪毎日新聞 2026/5/17 14:00(最終更新 5/17 14:00) 有料記事 1972文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷包丁の研ぎ具合を確認する横山浩充さん。「独自で価格設定ができるブランドを確立して、貴重な技術を関に残していきたい」=岐阜県関市で2026年4月9日、山崎一輝撮影 周囲に田畑が広がる集落の一角に機械音が響いた。ザァアァァー。小さな工場の中で高速回転する円形砥石(といし)がステンレス鋼材を研ぎ削る。その間、40秒ほど。包丁形に打ち抜かれた平板は鋭さを備えた包丁の原形へと姿を変えた。 全2回の前編です。後編へのリンクは文末に「ちょい悪おやじ」の憂い 作業をしていたのは岐阜県関市の「横山自研」代表、横山浩充さん(51)。包丁やハサミ、理髪用刃物などで全国トップシェアを誇る刃物のまち・関で、親子2代続く刃物職人だ。茶髪でデニム素材の作業服にスニーカーといういでたちは一時期はやった「ちょい悪オヤジ」の風情も漂わせる。 真っ赤に熱した鋼をハンマーでたたき鍛え上げる――。刃物職人というと、日本刀の刀鍛冶の伝統を受け継いだ「打ち刃物」を思い浮かべるかもしれない。しかし、横山さんの技はそれとは大きく異なる。 関の刃物産業は徹底した分業体制が確立しており、横山さんが得意とするのは「研削」という工程だ。ステンレスなどの鋼材はまず数十トンものプレス機で包丁形に打ち抜かれ、「ゆがみ修正」「焼き入れ」「焼き戻し」などの工程を経て、手元に届く。この素材を研ぎ削り、包丁の土台を作るのが横山さんの仕事だ。さらに「研磨」「柄入れ」「刃付け」などを行えば完成する。 研削工程は、一丁一丁手作りしていた時代から機械化された背景もあり、「自動研削(自研)」と呼ばれる。包丁形の平板鋼材を、位置決めするための治具(じぐ)を使って機械にセット。スタートボタンを押すと、高速回転する直径14インチの砥石に鋼材がスライドし刃元から刃先まで自動で研削される。 「ボタンを押すだけの簡単な仕事と見られがち」と横山さんは嘆くが、ここ…この記事は有料記事です。残り1255文字(全文1972文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>