深掘り2026年5月21日 7時00分有料記事山崎啓介2023年6月に埼玉県内で確認されたひょう=MS&AD提供 空から氷が降ってくる「ひょう災」による被害額が近年、急増している。2022年以降にあった4件のひょうで、損保各社は2千億円を超える保険金を支払った。破損したガラスなどでけが人を出すこともある。5月中旬には関東地方でひょうが降った。被害の出やすい夏を前に、専門家は注意を呼びかけている。台風被害を圧倒する保険金支払額 2024年4月16日夜、ゴルフボール大のひょうが兵庫県南部に降り注いだ。車のボンネットがでこぼこになり、小学校や幼稚園などでも屋根や窓が破損した。 被害が大きかった播磨町危機管理課の担当者は「公共施設だけでも被害は約2.5億円にのぼった」と話す。「町では調査していないが、車の被害も相当多かったのではないか」 日本損害保険協会が損保各社に聞き取った調査結果によると、このひょうによる被害への保険金は計約1300億円。このうち496億円を支払った損保大手のMS&ADインシュアランスグループの担当者は、「ひょうは短時間に広い範囲で降り、車や建物に被害をもたらす。ひょうのサイズが大きいと、屋根のない場所に駐車してある多数の車が損傷するため、保険金の総支払額が高くなる」と話す。 このひょうの4カ月後に日本列島に上陸した台風10号は、東海地方を中心に大雨を降らせて8人の死者を出したものの、MS&ADが支払った保険金は181億円だった。 大雨の被害は大きいものの、車の水没などの被害が出る浸水地域は局地的で、車を事前に避難できる場合もある。このため、保険金はひょうの方が高額になりがちだという。 「ひょう災」が損保業界で注目され始めたのは22年からだ。 この年の6月、埼玉県や群馬…この記事を書いた人山崎啓介デジタル企画報道部 | 専任記者専門・関心分野データ分析、オープンデータ、GIS関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ5月21日 (木)郵便物の回収業務で便宜か大阪都構想、住民投票へ「ミセス」ヒット曲が最高額5月20日 (水)日韓がエネルギー協力で一致新幹線工事の入札で談合か子供のSNS禁止 欧州で異論も5月19日 (火)夏の電気・ガス代 補助再開へ市長の行為をセクハラ認定今年全国で初めての猛暑日5月18日 (月)現場指示か 20代夫婦逮捕藤井聡太名人が4連覇エボラ出血熱「緊急事態」トップニューストップページへ全国最年少の女性市長、産休取得へ 現職は全国初か 夏から十数週間4:00独自オープンAI、「ミュトス級」モデルを日本に提供へ 防衛策に選択肢6:00イスラエル閣僚、ガザ支援者に侮辱的投稿 メローニ伊首相は謝罪要求4:26米国がキューバのカストロ氏起訴、民間機撃墜で トランプ政権が圧力4:12海外詐欺拠点で「顔変える」かけ子たち 生成AI、見破るポイントは5:00バイク教習事故、幅30センチに潜むリスク パニックと「本能の壁」21:15