SNS時代のあるべき姿は 「記者の目」誕生50年 今後の課題

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毎日新聞 2026/7/18 07:00(最終更新 7/18 07:00) 有料記事 3162文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「『記者の目』欄の役割」をテーマに対談した武田徹・専修大教授(右)と元村有希子・同志社大特別客員教授=東京都千代田区で2026年6月18日、中川祐一撮影 毎日新聞の「記者の目」が1976年7月に誕生してから半世紀。記者が自身の問題意識や見解を述べるスタイルは、「客観中立報道」が当たり前だった日本の新聞ジャーナリズムに新風を呼び込み、78年には第26回菊池寛賞を受賞した。 その後、新聞各紙で署名記事が広がり、近年は個人がSNSで意見を発信できるようになった。これからの「記者の目」はどうあるべきか。評論家で専修大教授の武田徹さん、元毎日新聞記者で同志社大特別客員教授の元村有希子さんの対談は、新聞ジャーナリズムが抱える課題にも及んだ。【構成・斎藤良太】今回は対談の後編です。前編 顔の見える報道続け50年 新聞報道に変革もたらした記者の目「記者の目」成立の背景に何が 元村 過去の「記者の目」は、書き出しに「違和感を覚える」という表現が多いと感じます。一般記事では書けない、記者個人としての違和感が出発点になっているからでしょう。取材対象者の本音なども織り交ぜながら、私の違和感はきっとあなたにも分かってもらえるはずだ、という提示をするわけですよね。違和感のままさらっと書くのではなく、ちょっと理屈っぽいところが「記者の目」の面白いところで、腕の振るいがいもあります。 武田 毎日新聞は77年12月に毎日新聞社編集綱領を出しました。「記者の目」とほぼ同時期ですが、綱領には「記者の良心」という項目があり、記者が「編集方針にのっとって取材、執筆、紙面制作にあたり、何人からも、編集方針に反することを強制されない」としています。 「編集方針」は、経営側ではなく現場の記者たちが決めるものとして使われているのだと思います。現場記者が自分の良心に従い、自分たちで決めた編集方針を貫いてよいとして、記者の内部的自由を認めた先駆けだという評価もされています。こういう考え方が出てきたことが「記者の目」のような紙面を成立させたのではないですか。読者に伝わる書き手の人間性 元村 就職の採用面接で「なぜ毎日新聞を志望したのですか」と聞かれた時、開口一番に「『記者の目』があるから」と言いました。まだ一般記事は無署名の時代だったので、すごく新鮮に感じました。顔が見えるって、意外と情報量が多いですよね。こんな人が書いているのだと。 記者は自分の思いをいろいろ抱えながら理屈で戦っています。しかし「記者の目」では、そのよろいをいったん脱いで、一人の生身の人間として「おかしいんじゃない?」みたいなことを書く。きっと読者は「こういう人が書いているのか」と、記事から人間が立ち上がってくるように感じるから、筆をとって感想を送ってくれるのでしょう。 武田 新聞紙面は本来、少し他人行儀というか、活字ゆえにそこから体温が感じられにくいメディアです。体温を感じさせるための工夫の一つが、記者の顔写真を付けて一人称で書くことだと思います。 一方で、それが新聞ジャーナリズムの全てではありません。チーム取材で事実関係を極めていく姿勢の記事では、無署名的な文体が似合う面もあります。新聞ジャーナリズムの半分以上は、そうした仕事で支えられてきたと思うので、否定するのはおかしいと思います…この記事は有料記事です。残り1863文字(全文3162文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>