エリート層も陥る性犯罪 「認知のゆがみ」を生むストレス どう更生

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朝日新聞記事インタビュー2026年7月19日 11時00分有料記事聞き手=編集委員・森下香枝藤岡淳子さん=大阪府吹田市、葛谷晋吾撮影 性犯罪の被害に苦しむ人が後を絶ちません。被害をなくしていくには、加害者側の「ゆがんだ認知」を矯正したり、抑圧や不安をやわらげたりするアプローチも欠かせません。元法務省職員で、性加害者らへの治療のための教育をしている一般社団法人「もふもふネット」の代表理事を務める藤岡淳子・大阪大学名誉教授(非行臨床心理学)に、加害者の心理や再発防止に必要なことを聞きました。――性加害者が取り調べや裁判の過程で「性的同意があったと思い込んでいた」と弁明するケースが多くみられます。 事件によります。不同意性交罪の場合、顔見知りとのセックスだったとか、ナンパをして声をかけてついてきたから「同意があったと思った」と言う人はたくさんいます。――例えば、どのようなケースでしょう。 店長などを任され、仕事もちゃんとしていた既婚男性が性犯罪者となり、カウンセリングにきました。自分のやったことが間違っていることは理解しているのですが、頑張って働いても報われず、搾取されているような気分があり、むしゃくしゃして狙った女の子に声をかけ、自分の思い通りにセックスをしたことが性犯罪になった。これが彼の気晴らしであり、リラックスを得られる手段だったのです。性犯罪をする人の素顔は結構、真面目できちょうめんで頑張る人が多いです。――2023年の刑法改正でできた不同意性交罪は犯罪の抑止力になっていませんか。 世間一般、特に男性の「性」や「同意」に関する感覚は古いものをそのまま引きずっていて、新しい法律ができてもほとんどアップデートされていませんね。加害者教育プログラムではまず、「法律が変わりました。今の段階であなたが言う『同意』は通用しません」ときっちり伝えます。そうすると、彼らも一定の納得は示しますね。――カウンセリングにくる人の年齢層や、背景を教えてください。 年齢は少年から20~50代、まれに60代もいます。心理状態は人によって違いますが、性犯罪者の多くは前科がない人たちです。性犯罪者の実態に関する法務省の特別調査(2015年)によれば、性犯罪者の有職者率は、約8割と他の罪名の者に比べて高く、また盗撮型や痴漢型においては、大学進学の割合も高いという結果が出ています。自ら「もふもふ」に治療を求めてくる人は特に大企業の会社員、教師、公務員など、表の顔としては仕事や勉強をすごく頑張る真面目できちょうめんなエリート層も多いです。――社会的地位のあるエリート層が、なぜ性犯罪に走るのでしょうか。性加害者へアプローチする更生プログラムの中身とは? 加害者に起きる変化や、被害者との対話で生まれる効果について藤岡さんが語ります。■「思い通りにいかない」 組…この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人森下香枝編集委員|ここからTIMES編集長専門・関心分野終活、中高年のセカンドライフ、事件など関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月19日 (日)京アニ事件7年で追悼式上半期の訪日客、2.0%減協業ポケットウォッチが話題7月18日 (土)皇室典範の改正案 成立国旗損壊処罰法が成立日経平均、下落幅過去5番目7月17日 (金)サッカーW杯決勝 対戦国決定利根川進さん 86歳で死去新給付制度 29年度に導入へ7月16日 (木)北陸新幹線「桂川案」で合意サイバー攻撃 食品物流に支障芥川賞に「ゾンビ回収婦」トップニューストップページへイランの攻撃受け、米兵2人が死亡 モジタバ師「覚書は無価値」8:08マラドーナの悲嘆から36年の巡り合わせ メッシが挑む偉業の可能性11:00迷走したリニアの9年間 知事は「恥を知れ」と名指しで国の局長批判9:00ハンセン病療養所で最大級の監禁施設、半世紀ぶりに姿 記者も確認4:00片頭痛の激痛に耐えた10年 「人生変わった」46歳女性を救った薬9:00エリート層も陥る性犯罪 「認知のゆがみ」を生むストレス どう更生11:00