RTX 50 Superが発売できない理由はメモリ価格だった。GDDR7メモリ高騰が深刻化

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Nvidiaが準備を進めているとされるRTX 50 Superシリーズが、思わぬ理由で足止めを食らっていることがわかりました。VideoCardzの情報筋によると、GPU自体はすでにボードパートナーの手元に届いているものの発売は保留されていて、その原因は、性能ではなくGDDR7メモリの価格高騰にあるとのことです。今回問題となっているのは、次世代メモリ3GB GDDR7モジュールの価格です。記事によれば、3GB GDDR7は2GB版の2〜3倍の価格となっていて、容量が50%増えるのに対し、コストはそれ以上に跳ね上がる状態となっているようです。RTX 50 Superシリーズはこの3GBモジュールを採用することで、メモリバス幅を変えずに大容量化を実現しようとしていました。しかし、メモリ価格がここまで高騰すると、GPUの販売価格がNvidiaの想定MSRPを大きく超えることになり、価格を抑えれば、ボードメーカーが赤字になるというジレンマが発生します。MSRP(Manufacturer’s Suggested Retail Price)はここではNvidiaの希望小売価格を指しています予定されているラインナップは?現在以下のモデルが準備されているとされています。RTX 5080 Super: 24GB GDDR7(256-bit)RTX 5070 Ti Super: 24GB GDDR7(256-bit)RTX 5070 Super: 18GB GDDR7(192-bit)RTX 5050 9GBスペックだけ見れば魅力的な刷新ですが、メモリ価格がボトルネックとなり、発売の判断が難しくなっている状況です。メモリ不足はさらに深刻化へNvidiaは2025年末に、ボードパートナーへのVRAM供給をやめ、各社が自力でメモリを調達する方式へ移行しました。これが現在の価格高騰の影響を直撃しています。SK hynixは2027年がメモリ不足の最悪期で、2030年まで状況は改善しないと予測しており、長期的な供給難が続く見通しです。なお、RAMの価格高騰にはAI向けのGPU需要爆発が要因の一つにあると考えられています。CES 2026で新GPUが発表されなかったのも、この「RAMpocalypse(RAMの黙示録)」の影響とされています。まとめRTX 50 Superシリーズは技術的には準備が完了しています。しかし、GDDR7の価格があまりに高く、値上げして発売すればユーザー離れが起こり、価格を抑えればメーカーが赤字という板挟みが発生する可能性があるため、Nvidiaは判断を保留しているようです。メモリ不足は今後さらに深刻化する見通しで、RTX 50 Superの発売時期は不透明なままとなっています。GPU市場はしばらくメモリ価格に振り回される時代が続きそうです。[via Tom's Hardware]