朝日新聞記事2026年7月18日 10時30分有料記事宮崎亮映画「原爆資料館」の一場面。平和記念資料館でキューバのフィデル・カストロ国家評議会議長(手前右)を案内する10代目館長の畑口実さん(手前左)©広島ホームテレビ 広島市の平和記念資料館の歩みを追ったドキュメンタリー映画「原爆資料館 語り継ぐものたち」の全国公開が始まった。地元放送局が映像に刻み続けた被爆者の遺品の数々、訪れた人々の表情、歴代館長の被爆証言。それらを通じて資料館はいま、私たちに何を語りかけるのか。 ボロボロの学生服が人型の骨組みに着せられ、展示されている。1990年ごろの映像だ。14歳で被爆した7代目館長の故・高橋昭博さんが語る。 「この前に立つのは私は非常につらい。私の同級生、下級生のものです。3人のお母さんから寄贈を受けました。3人とも死にました」映画「原爆資料館」の一場面。原爆で亡くなった学友の学生服の前に立つ7代目館長の高橋昭博さん©広島ホームテレビ いまから71年前の55年に設立された資料館には被爆者の遺品を含む約2万2千点の資料が保存、一部が展示されている。映画の序盤で現館長の石田芳文さんは設立目的を「世界のあらゆる国々の人たちに被爆の実相を伝え核兵器廃絶や世界恒久平和の実現に寄与すること」と説明している。映画「原爆資料館」の一場面。3歳で被爆死した銕谷(てつたに)伸一さんの遺品「伸ちゃんの三輪車」©広島ホームテレビ 別の場面で高橋さんは、資料館を訪れた子どもらに自らの手に残るケロイドを見せ、講演で「みなさんのお父さんお母さん、兄弟、学校の先生、友人たちが死ぬことが戦争ですよ」と語る。 映画は地元の広島ホームテレビが制作した。共同監督の一人、立川直樹報道部長(48)は、退職後も核廃絶を訴え続けた高橋さんを2009年から取材。11年の没後、妻の史絵さんは生前の夫の思いをカメラに語った。「(亡き友の)代弁をしなきゃいけない。だから自分は生き残った」「だから自分は生き残った」 もう1人の共同監督、斉藤俊…この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人宮崎亮ネットワーク報道本部(大阪)記者|平和・人権専門・関心分野子ども・若者・教育・人権・平和・核兵器関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月18日 (土)皇室典範の改正案 成立国旗損壊処罰法が成立日経平均、下落幅過去5番目7月17日 (金)サッカーW杯決勝 対戦国決定利根川進さん 86歳で死去新給付制度 29年度に導入へ7月16日 (木)北陸新幹線「桂川案」で合意サイバー攻撃 食品物流に支障芥川賞に「ゾンビ回収婦」7月15日 (水)AI基本計画、半年で改定議員を先生と呼ぶの やめます村上、20スイングで9アーチトップニューストップページへ高市首相、延長を招いても「国会で誠実に」 自民幹部「よう言うわ」5:00容疑者の服の付着物と患者血液、細菌の遺伝子情報一致 大便混入事件5:00どうなるW杯決勝 カナダの山火事で煙、トランプ氏「関税に加算」7:10黒澤明の幻の米映画「トラ・トラ・トラ!」 撮影現場音声テープ発見9:006年生が河原で拾った「ただの石」実は半世紀ぶりの大発見!論文にも6:50上司はリスクばかりを指摘する…会社の成長阻む「大課長」5つの兆候10:00