朝日新聞連載海と生きる記事現場から2026年7月20日 7時30分有料記事羽賀和紀下津海岸に立つ佐々木康博さん(左)と古沢すみれさん=2026年7月1日、茨城県鹿嶋市・下津海岸、羽賀和紀撮影 明治時代から120年以上続く由緒ある海水浴場が、今年の夏、姿を消す。東京から車で1時間半の距離にある茨城県鹿嶋市の下津(おりつ)海水浴場。レジャーの多様化や熱中症への警戒感で、ビーチから人が遠のきつつある。多くの家族連れや若者らでにぎわった光景は、もう戻らないのか。 「私にとって下津は過去も今も未来もホームビーチに変わりはない」。早稲田大3年の古沢すみれさん(21)は、年間100日ちかくを下宿先の都内から離れて下津で過ごす。 栃木県内の高校を卒業後、早稲田大に進学。「新しいことを始めてみたい」と、ライフセーバーのサークルに入った。活動するビーチを探していたとき、たどりついたのが下津だった。鹿嶋ライフガードチームのメンバー。右から3人目が古沢すみれさん=2026年7月1日、茨城県鹿嶋市・下津海岸、羽賀和紀撮影 海水浴場なのに波が高い日もあり、来るたびに海の「顔」が変わるのが新鮮だった。他のビーチとは違い、ライフセービングの活動が大学生だけに任されるなど自主性の高さも魅力に感じた。 古沢さんが所属するNPO法人鹿嶋ライフガードチームは、30年以上前から市内にある下津と平井の海水浴場を守ってきた。今年は複数の大学に通う30人ほどの学生が所属する。「原点の場所」 活動は夏だけではない。四季を通じて鹿嶋に通い、海の特徴を体に覚え込ませた。「下津は波が荒く身長よりも高いこともある。その波にはねかえされない体力を付けた」 練習だけでなく地域に溶けこ…この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人羽賀和紀水戸総局専門・関心分野地方自治・人口問題/海洋文化関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月20日 (月)市長の産休、賛否はほぼ同数認知症の行方不明者、1.7万人佐々木麟太郎、マーリンズへ7月19日 (日)京アニ事件7年で追悼式上半期の訪日客、2.0%減協業ポケットウォッチが話題7月18日 (土)皇室典範の改正案 成立国旗損壊処罰法が成立日経平均、下落幅過去5番目7月17日 (金)サッカーW杯決勝 対戦国決定利根川進さん 86歳で死去新給付制度 29年度に導入へトップニューストップページへ改正皇室典範「国民の理解得られぬ」60% 内閣支持率53%に下落21:50「全東信が生き残っていたとは」 専門家も驚くカード会社の対応7:00「サービス終了」と電話説明でうそ 光回線サービスの勧誘に要注意6:01マムダニNY市長、ネタニヤフ氏の拘束が可能か協議 ICCが逮捕状6:00小津安二郎「東京物語」別の題名になったかも? 別脚本の仮題が判明5:00統廃合・民営化で揺らぐ図書館 「民主主義の砦」の価値と使命を守れ5:30