激動の世界は今現場ルポ 鈴木一生毎日新聞 2026/10/6 05:00(最終更新 10/6 05:00) 有料記事 3895文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ロシアの同盟国ベラルーシとの国境の現状について説明する国境警備隊の部隊長。道路には戦車阻止用の妨害物「竜の歯」が設置されており、国境越しには閉鎖されたベラルーシ側の検問所が見える=リトアニア東部で2026年9月22日、鈴木一生撮影 ロシアがバルト3国や東欧などの北大西洋条約機構(NATO)加盟国に、破壊工作や情報操作などの非軍事的な手段を組み合わせた「ハイブリッド攻撃」を激化させているとみて警戒が強まっている。 特にリトアニアは、ロシアの飛び地カリーニングラードやロシアの同盟国ベラルーシに接しており、NATOの東方防衛の最前線だ。危機感が高まるロシア隣接国の現場を歩いた。 <主な内容> ・地面からはい出てきたもの ・越境トンネルが意味する二つのこと ・NATOの「アキレスけん」スバウキ回廊 ・立ち上がる市民ボランティア ・「ウクライナだけで止まらない」 関連記事があります。 リトアニア、核禁止の憲法の改正を議論 前国防相が語る脅威とは ウクライナ以外と紛争も 専門家「ロシアは極めて現実的な脅威」国を守る「竜の歯」 リトアニアの首都ビリニュスから東へ約30キロ進むと、ベラルーシとの国境に突き当たる。両国は約700キロに及ぶ国境で接している。リトアニアは国境から数キロの区域を立ち入り禁止にしており、記者(鈴木)は国境警備隊から特別な許可を得て取材した。 「もしもの時は我々が真っ先に対応することになる」。国境警備隊のマンゲビチウス部隊長(49)は、国境を越えた数十メートル先にあるベラルーシの検問所を見つめた。現在は閉鎖されている。 マンゲビチウスさんが率いる部隊はビリニュスに最も近い東側の国境約22キロ分を担当。300を超える監視カメラで不穏な動きに目を光らせる。 2022年2月に始まったウクライナ侵攻では、ロシア軍はベラルーシを出撃や補給の拠点とした。ベラルーシからウクライナの首都キーウまでは約100キロだが、ビリニュスまではその3分の1の距離。昨年9月にはロシアとベラルーシが大規模な合同軍事演習を実施し、国境警備隊はベラルーシにつながる道路に戦車阻止用の妨害物「竜の歯」を設置した。 今年4月、マンゲビチウスさんは監視カメラの捉えた映像に驚いた。国境沿いのフェンス近くの地中から一人また一人と人間が地面にはい上がってくるのだ。慌てて駆けつけた隊員らは約30人を拘束した。ベラルーシ側からフェンスの下をくぐってトンネルが掘られており、パキスタン国籍などの移民らが越境を試みていた。 トンネルの長さは推定で25メートルほど。マンゲビチウスさんは「中は木材で補強されており、本格的なものだった。ベラルーシ側の関与があるのは間違いない」と強調する。ベラルーシは21年にもポーランドやリトアニアに多数の移民を組織的に送りつけており、リトアニアは国境沿いのフェンスを強固なものに設置し直すなどの対策をとってきた。越境トンネルが持つ二つの意味 国境警備隊によると、4月以降に12本のトンネルが発見された。リトアニア側は穴が塞がれているが、ベラルーシ側はそのままだという。ポーランドやラトビアでもトンネルは見つかっている。 社会不安をあおる「武器」として移民を送り込むのはハイブリッド攻撃の一つだが、目的はそれだけではないと見られている。 リトアニアのシャカリエネ前国防相は毎日新聞の取材に「トンネ…この記事は有料記事です。残り2605文字(全文3895文字)Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【次の記事】ウクライナ以外と紛争も 専門家「ロシアは極めて現実的な脅威」【前の記事】「沈黙は加担」1000日抗議活動の男性の思い ガザ侵攻3年関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>