「検察なめんな」公判、検事の弁護側が反論 「全過程をみれば無罪」

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2026年10月6日 11時24分有料記事新谷千布美 大阪地検特捜部が手がけた事件の取り調べ中、「検察なめんな」と怒鳴ったなどとして、特別公務員暴行陵虐(りょうぎゃく)罪に問われた検事、田渕大輔被告(54)=現東京高検=の第4回公判が6日、大阪地裁であった。この日は弁護側の立証が始まり、冒頭陳述で「刑法上の『陵虐』にはあたらない」として無罪を主張した。初公判に出廷した元大阪地検特捜部検事の田渕大輔被告=2026年7月10日、大阪地裁、絵・岩崎絵里 田渕被告の起訴内容は、2019年12月に大阪拘置所の取調室で、業務上横領容疑で逮捕された不動産会社「プレサンスコーポレーション(当時)」部長だった男性=有罪確定=に対し、長時間責め立てたり、机をたたいたりして陵虐したというものだ。 検察官役の指定弁護士は7月の初公判で、特捜部がプレサンス社の社長だった山岸忍さん(63)の事件への関与を疑ったと指摘。田渕被告が、山岸さんの関与を否定する元部長を約50分間、ときおり大声を上げながら「検察なめんな」などと罵倒し、その翌日には「あなたはプレサンスの評判をおとしめた大罪人」などと約9分間にわたって責めたと主張している。 一方、弁護側は6日の冒頭陳述で、田渕被告の取り調べに暴行はなく、相手の元部長も連日弁護人と接見して、苦情申し立てをしていなかったと指摘。元部長本人はこれまで田渕被告の取り調べについて、一貫して「脅されたとは思っていない」と説明している、とした。 また、暴行がないのに特別公務員暴行陵虐罪に問われた裁判は「我が国で初めて」として、陵虐にあたるか「厳格に判断されるべきだ」と訴えた。特別公務員暴行陵虐罪に問われた検事の田渕大輔被告の初公判を終え、記者会見に応じる森直也弁護士=2026年7月10日午後5時25分、大阪市北区、大山貴世撮影 取り調べは全18日間、約70時間に及んだが、弁護側は、当初は部長の言い分を聞いたり、身の上話をしたりする場面があったと説明。「検察なめんな」などと語気を強めたのは、家宅捜索で見つかったメモが男性のそれまでの説明と矛盾しており、追及するためだったとした。 その上で「被告一人を有罪にしても検察のあり方は変わらない。被告を有罪にして全て問題が解決するという考えは『とかげの尻尾切り』だ」と主張した。《記者の視点》突きつけられた「組織の責任」 「検察なめんな」と怒鳴り…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月6日 (火)消費減税 成立へ意欲ノーベル賞ウィーク始まる予算カット発言 撤回し謝罪10月5日 (月)沖縄で米海兵隊員を逮捕アジア大会が4日に閉幕来春の花粉量予想を公表10月4日 (日)人口水増し疑い 市役所を捜索阪神、球団初のリーグ連覇こどもNISA、受け付け始まる10月3日 (土)予算カット発言 大筋で認めるタイムズカーで個人情報流出国語に関心83.1% 過去最高トップニューストップページへ簗農水相「予算カット」発言の調査、井林国交相「本日中に内容公表」11:15ランサム集団キリンの中心メンバー、大阪で拘束 識者「活発に攻撃」5:00独自スズキ、軽EVを11月に発売 装備を絞り業界最安の212万円から11:05恐怖感じる雨、半数は1時間前から急変 目前の雨に惑わされるリスク6:00独自元制服組トップ・吉田防衛大学校長が語る 「力の支配」の時代の針路5:00英ベストセラー作家ジェフリー・アーチャーさん死去 世界で3億部超8:57