「正義の戦争は絶対ない」101歳が見た地獄 なお発掘される証言

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朝日新聞連載戦後81年の空気感記事深掘り2026年8月15日 6時00分有料記事棚橋咲月杉田俊介さんら2件のコメント 鹿児島県姶良(あいら)市にある特別養護老人ホーム。7月中旬に面会に訪れると、部屋のベッドに座っていた101歳の坂上多計二(さかうえたけじ)さんがゆっくりと振り向いた。 元日本兵。今の社会に対して考えることは何か聞くと、身をぐっと乗り出した。 「我々はまた誤った道を歩んでいるのではないか」 「今の社会はおかしい。息苦しい。やっぱりそう感じます」坂上多計二さん。「命がある限り」と証言を続けてきた=2026年7月21日午前11時20分、鹿児島県姶良市、棚橋咲月撮影 81年前、フィリピン・ミンダナオ島の海軍の農場で、陸軍兵籍で現地の人らに営農指導をしていた。 1945年5月、農場が米軍の攻撃を受け、数十人で米と塩の入った瓶を抱えジャングルに入った。小屋を建て身を寄せるも、食料はすぐ底をついた。仲間は次々と衰弱死した。 死臭の漂うジャングルで、大木の根元にもたれ、白い歯を見せてほほ笑む日本兵がいた。 近づいて見ると日本兵は既に死んでいた。歯や白目に見えたのは、目や口元にひしめくウジだった。 「地獄絵図だった」。侵略戦争の果ての犠牲と言えた。 戦中は非国民と言われるのが怖かった。戦後は帰還兵を敗残者とさげすむ世間の視線を感じ、口をつぐんだ。 だが、戦時中にジャングルであった出来事が、いつしか頭を離れなくなった。「あのとき見捨てた報いだ」 自分たちの部隊の拠点に、衰…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人棚橋咲月東京社会部|平和・憲法・沖縄・拉致専門・関心分野平和、沖縄関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月15日 (土)千葉豪雨8人死亡 1人行方不明きょう、終戦81年小中学校 授業数を削減可能に8月14日 (金)プーチン氏 北方領土を初訪問患者のX線画像、流出の疑いプールに「多目的更衣室」8月13日 (木)トヨタ元社長が死去日航ジャンボ機墜落から41年企業倒産が14年ぶり高水準8月12日 (水)イオン再入館「認めた」日航機墜落事故 きょう41年原爆ドーム 世界遺産30年トップニューストップページへ「これが災害なんだ」千葉豪雨で帰宅困難者続出 策は「とどまる」18:27千葉豪雨、8人死亡1人不明 成田空港で7千人滞留、帰宅困難も多発18:12ロシア外相、茂木外相の発言否定 侵攻後の初接触は「握手しただけ」5:30ラブホテルから会見、たばこ吸う 秋田県職員を停職6カ月、降格処分18:11「ヒグマの危険は続いている」 息子を奪った「百名山」、父の警鐘19:30「いい盆栽ゲット」 海外SNS投稿に仰天「うちの!」 盗難頻発5:00