1人の死刑を執行、1年2カ月ぶり 大阪市のパチンコ店放火5人殺害

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2026年8月21日 9時54分二階堂友紀事件1週間後の現場には花束や飲み物が供えられていた=2009年7月11日午後7時7分、大阪市此花区 法務省は21日午前、2009年に大阪市此花区のパチンコ店に放火して5人を殺害し、殺人などの罪で死刑が確定した高見素直(すなお)死刑囚(58)の刑を執行した。死刑執行は25年6月以来、1年2カ月ぶりで、高市政権下では初めて。 確定判決によると、高見死刑囚は09年7月5日、自宅近くのパチンコ店にガソリンをまいて火をつけ、客4人と従業員1人を焼死させるなどして殺害し、10人に重軽傷を負わせた。事件の翌日に自首して逮捕された。 弁護側は公判で「妄想の影響を受け、責任能力は限定的だった」と主張。11年の一審・大阪地裁判決、13年の二審・大阪高裁判決とも完全責任能力を認定した。16年の最高裁判決も支持し、「希望にかなう就職や将来の生活を考えて活動を続けながら、現状への不満を動機として犯行を決意しており、妄想の影響は大きくはない」とした。 弁護側は「絞首刑は残虐な刑罰を禁じた憲法36条に違反する」とも主張。一審、二審、最高裁のいずれも合憲と判断した。一審は裁判員裁判で行われ、絞首刑について市民の意見が反映された初めてのケースだった。昨年には座間事件の死刑囚を執行 法務省は25年6月、17年に神奈川県座間市で9人を殺害し、強盗・強制性交殺人などの罪で死刑が確定した白石隆浩死刑囚の刑を執行。死刑の事実と人数の公表を始めた98年11月以降で最も長い、2年11カ月ぶりの執行だった。 死刑制度をめぐっては「日本の死刑制度について考える懇話会」(座長=井田良・中央大名誉教授)が24年、いまの制度や運用には放置が許されない多くの問題があるとして、国会や内閣のもとに会議体を設け、根本的な検討をするよう提言。同じ24年には確定死刑囚だった袴田巌(いわお)さんが再審無罪となった。高見素直死刑囚=2009年7月、大阪市此花区放火されたパチンコ店の店内=2009年7月5日午後5時35分、大阪市此花区この記事を書いた人二階堂友紀東京社会部|法務省担当専門・関心分野法と政治と社会 人権 多様性関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月21日 (金)特急と接触、作業員4人死亡残業一律「45時間」とりやめフェルメール展 21日開幕8月20日 (木)ICC赤根所長を制裁対象に俳優の岸恵子さん死去 93歳短パン勤務 じわりと浸透8月19日 (水)クロマグロ漁獲枠、25%増AI学習データ、開示など要求学校の便器 女子の方が少ない8月18日 (火)GDP年率1.1%成長 4~6月期猛暑 認知機能低下にリスク大横浜高 渡辺元智元監督が死去トップニューストップページへ東武日光線4人死亡事故、会見で残った疑問点「十分な態勢」のはずが6:00千葉豪雨でマンション機能不全「予想つかず」 対策の難しさ浮き彫り4:00東京駅の券売機で財布を置き引きか、79歳を逮捕 「生活苦しく」7:00ICCの赤根所長、なぜ米国の制裁対象に? 強まる圧力の背景を解説9:00長すぎる病院の待ち時間 難病患者がアプリ開発、さらば「一日仕事」7:00目線を下に富士山のふもとを歩いた 山頂へ急がない世界文化遺産とは9:00