2026年8月20日 14時55分根岸拓朗東京地裁と東京高裁が入る庁舎=東京都千代田区 暴力団「幸平(こうへい)一家」の傘下組織の組員が関わった特殊詐欺事件でお金をだまし取られた被害者らが、幸平一家の上部団体である指定暴力団住吉会の小川修司会長ら計7人を相手取り、計約2360万円の賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。提訴は19日付。原告側の弁護団が明らかにした。 原告側は、組織の威力を用いた組員の資金集めについて、暴力団トップも賠償責任を負うとする「代表者責任」に基づき、小川会長を被告とした。会長の責任を問うことで、被害金の回収に加え、特殊詐欺の抑止にもつなげる狙いがある。 原告たちが被害に遭った特殊詐欺では、2021年に「医療費の還付金がある」とするウソの電話で男女8人が68万円~685万円を詐取された。被害者6人と、亡くなった被害者2人の相続人5人が原告となった。 一連の事件には、幸平一家の傘下組織の組員が「受け子」の紹介役として関わり、有罪判決が確定したという。弁護団は、被害金が「上納金」として間接的に住吉会幸平一家に流れたと指摘。小川会長や幸平一家の幹部らが賠償すべきだとしている。 弁護団は、特殊詐欺の被害回復のために暴力団トップの責任を問う訴訟を今後も検討する。被害に遭った人は、暴力団追放運動推進都民センター(0120・893・240)や、近くの警察署などに相談してほしいと呼びかけている。 幸平一家に対しては、組員が特殊詐欺や投資詐欺、薬物密売や性風俗店へのスカウトなどに関わる例が多いとして、警視庁が1月に特別対策本部を設置。取り締まりを強めている。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人根岸拓朗東京社会部|司法クラブサブキャップ専門・関心分野司法、ジェンダー関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月20日 (木)ICC赤根所長を制裁対象に俳優の岸恵子さん死去 93歳短パン勤務 じわりと浸透8月19日 (水)クロマグロ漁獲枠、25%増AI学習データ、開示など要求学校の便器 女子の方が少ない8月18日 (火)GDP年率1.1%成長 4~6月期猛暑 認知機能低下にリスク大横浜高 渡辺元智元監督が死去8月17日 (月)米イラン「覚書」から60日血液がんを16種類に分類学童保育の待機児童数が減少トップニューストップページへ特急列車と接触、作業員4人が死亡 栃木県の東武日光線・新鹿沼駅13:45「想定超えた」千葉豪雨、日常戻らず1週間 停電続くマンションも9:57トランプ政権の赤根氏制裁 米識者「国際人道法違反が増えていく」11:07横浜の織田翔希「今日の試合、すごく財産になる」 敗れて語った言葉13:10渋谷を変えたセゾンの「知」の香り 不便な高低差、おしゃれな坂道に11:00「年収200万円下がったよう」都内→千葉に転居し女性が感じた格差6:00フェルメール・ブルーの謎に迫る なぜ真珠の耳飾りの少女は魅力的か4:50