移民と社会深掘り 横田愛毎日新聞 2026/8/18 05:00(最終更新 8/18 05:00) 有料記事 2340文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷特別養護老人ホームの利用者の昼食準備で野沢菜を刻むミャンマー人のトゥ・ザー・ミインさん=2026年5月28日、横田愛撮影 「政治家さんに調理場に来てほしいですよ。日本が大切にしてきた社会のセーフティーネットが崩壊する」 電話口から、静かな怒気が伝わってきた。声の主は、社会福祉法人「長寿会」(神奈川県小田原市)の加藤馨(けい)理事長。 「現場を見てもらうのが一番だ」 そう促され、箱根登山電車「入生田」駅から車で山道を上り、特別養護老人ホーム「陽光の園」に向かった。 人手不足が著しい外食産業で、4月に外国人労働者の在留資格「特定技能」1号の新規受け入れが停止され、波紋が広がっています。「移民と社会」では特に影響が深刻な現場や、「急停止」の背景をリポートします 地下1階の調理場で、ミャンマーから来たニェン・トゥ・トゥ・アウンさん(34歳、トゥさん)とトゥ・ザー・ミインさん(25歳、ミインさん)の2人が他の職員とともに利用者120人分の昼食の準備に取りかかっていた。野沢菜、ベーコンなど食材を丹念にみじん切りにする。 「喉に詰まらないように、よく刻みます」 トゥさんは言う。主力はミャンマー人と70代以上 ここで働く調理職員は9人。ミャンマーからの2人は人手不足が深刻な分野で外国人労働者を受け入れる「特定技能1号(外食)」の在留資格で働く。この資格を持つ外国人はレストランや居酒屋などで働くケースが多いが、各地の病院や福祉施設の給食を支える存在ともなっている。 日本人職員7人のうち3人は70代だ。利用者の食事作りは1日3食、365日欠かせない。最近70代の職員1人が退職したばかりで、加藤さんは「本当はあと3人はほしいところだ」と言う。 人手不足に悩むようになったのは「(約7年前の)令和に入ってから」(加藤さん)。それまで、募集すれば40~50代の日本人を採用できたが、応募がない状況が続くようになった。 頼れる若者を採用できないか――。2022年8月、人材紹介会社の紹介でミャンマーを訪れ、トゥさんら2人と面接。施設で日本人職員とも話し合いの場を持ち、ミャンマー語で介護食の説明書を作るなど準備して迎え入れた。その後ミインさんら2人が加わり、ミャンマー人4人が調理場に立った時期もあった。 管理栄養士の男性職員(52)は「最初は文化の違いなど心配もあったが、まじめでよく勉強するし、トラブルも全くない」と言う。 ミャンマーのサラダを作ってきて他の職員に振る舞ってくれたり、観光地でお土産を買ってきてくれたりと「うちは彼女たちが来てくれたことでいい方向に向かった」(調理職員)という。相次ぐ退職、停止措置に「ギリギリ」 だが25年春、相次いで2人が辞めた。1人は…この記事は有料記事です。残り1264文字(全文2340文字) 「移民と社会」関連記事 外国人採用急停止「よくやった」の声も 高市印「厳格化」の行方=19日5時公開予定 「対岸の火事ではない」介護業界に広がる切迫感=20日5時公開予定 受け入れ「突如停止は行政ミスと政治的ポーズ」 是川夕氏=21日5時公開予定【前の記事】家族のケア担い、産業支えた「結婚移民」 高齢化にどう寄り添う関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>