深掘り2026年7月6日 12時00分有料記事田中久稔(右から)関岡晴美さん、長男、長女=永野弘子さん提供 北九州市若松区の住宅で25年前、主婦が殺害された。歳月は流れても、残された家族が事件を忘れる日はない。かけがえのない存在を奪われただけでなく、世間の視線にも苦しんだ。まだ見ぬ犯人に罪を償わせる、その時を待ちわびる。作れなかった茶わん蒸し 三度の食事どき、北九州市八幡西区の永野弘子さん(82)はテーブルに料理を並べる。 「お食べなさい」 そこにいない娘に、最初に声をかける。 得意料理の茶わん蒸し。今も時々作る。そのたび、悔いが胸を刺す。 2001年6月下旬。実家にやってきた、娘で主婦の関岡晴美さんが言った。「お母さんの茶わん蒸しが食べたいな」 たまたま材料がなかった。永野さんは「申し訳ないけど、今日は作れないの」と返した。 数日後の6月29日。若松区の自宅で刺され、亡くなっている晴美さんが発見された。 34歳。晴美さんの夫と幼い2人の子は外出中だった。 幼稚園の送迎バスで帰った4歳の長男が第一発見者になった。 その日のうちに隣町のスーパーで、何者かが晴美さんのカードで現金を引き出した。 「各種の捜査結果から、被害者には何の落ち度もないことは明らか」。福岡県警若松署刑事課の担当係長は、取材に対し明言する。「遺族は遺族らしく」なのか だが事件後、家族には好奇の目が向けられた。永野さんは忘れない。 自宅そばを通った車がスピー…この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人田中久稔西部報道センター|警察・遠賀・京築・水俣病担当専門・関心分野水俣病、公害、自然災害、貧困、差別、軍事関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月6日 (月)トランプ氏、祝賀で政治色使い捨てプラを削減 店も模索「写ルンです」誕生40年7月5日 (日)米独立宣言250年 割れる世論ケイコ・フジモリ氏 大統領にDMAT、北海道・九州にも拠点7月4日 (土)欧州に熱波、死者が急増長期金利一時2.81%高値永住要件に日本語・生活学習7月3日 (金)サッカー日本代表が帰国高市首相がインド初訪問内密出産 東京で7人トップニューストップページへ出場停止の米国代表選手、一転出場へ トランプ氏介入で方針転換か8:13モスクワ国際バレエ、グジェレフ瞭舞さんが金賞 男性シニア部門ソロ11:46ロープウェーで通勤通学、夢か幻か 進む走行試験、実現には2つの壁6:00ポールさん、62年ぶりの「抱きしめたい」 テイラーさん結婚式で5:00独りが好きな人、抑うつ傾向なぜ高く? 「緩やかなつながり」が大切11:30男性のショートパンツに様々な提案 イタリアの紳士服見本市6:00