「作法」としてのリベラルとは 哲学者、朱喜哲さんと考えた

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インタビュー 清水有香毎日新聞 2026/7/5 06:30(最終更新 7/5 06:30) 有料記事 2587文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「価値観も多様な私たちはバラバラなまま、それでもどうにか共に生きなければならない」と語る哲学者の朱喜哲さん=東京都千代田区で2026年6月18日、内藤絵美撮影 「上から目線で偉そう」 「自分たちの正しさを振りかざす攻撃的な立場だ」 そんなリベラル批判に応答する本が出版された。哲学者、朱喜哲(ちゅひちょる)さん(40)の新刊『バラバラな世界で共に生きる』(NHK出版新書)。刊行約1カ月で4刷が決まるなど好評だ。 冷笑的な空気が広がる中、この本のタイトルさえ「理想論」のように響くかもしれない。だが、朱さんは言う。 「世界はずっとバラバラだったし、現に今もそう。価値観も多様な私たちはバラバラなまま、それでもどうにか共に生きなければならない」 この端的な事実にまず向き合い、「共生の作法」としてリベラルを描き出す。今の時代に差し出す本に 本書は、朱さんが20年近く研究する米哲学者、リチャード・ローティ(1931~2007年)を導き手とする。 終生「リベラル」を自任したローティは、人間や社会を変える力がある「言葉」とその使い方に注目した。哲学者の仕事は絶対的な真理の探究、いわば「唯一の正しい声」を聞くことではなく、雑多で多様な声が交わる「人類の会話」を守ることにあると考えた。 ローティが用いた「会話」の概念を理解する鍵は「対話」との違いにあるという。 「対話であれば相互理解や合意形成といった目的がある。でも会話には、それを続けること以外に目的がありません」。雑談や世間話をイメージすればわかりやすい。そこでは拒絶したり、急に打ち切ったりしないことが重視される。 対して、今やSNSを中心に相手を黙らせる強い言葉があふれている。「論破」に象徴されるように会話は成り立ちにくい。 「閉塞(へいそく)感が漂う社会を生きる上で、ローティ哲学に学べるものがあると思いました」 ただ、米国で第2次トランプ政権が発足し、「既存のリベラルデモクラシーの秩序が音を立てて崩れていく中、ローティ入門というより、今の時代に差し出す本にしなければいけない」と考えた。 そこで取り上げたテーマの一つが、リベラルの捉え直しだ。そもそもリベラルとは まず冒頭に挙げた「正しさを振りかざす」といったリベラル認識に対して、「それは誤解です」と語る。 そもそもリベラリズムは、その伝統…この記事は有料記事です。残り1688文字(全文2587文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>