毎日新聞 2026/10/2 11:30(最終更新 10/2 11:30) 1217文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「世界えん罪の日」の2日、中日新聞東海本社版や東京新聞の朝刊に掲載された新聞広告。今年2月に最高裁が裁判のやり直し(再審)を認めた「日野町事件」を取り上げた=共同プロジェクト「ひとごとじゃないよ!人質司法」提供 「世界えん罪の日」の2日、滋賀県で40年以上前に起きた「日野町事件」をテーマにした新聞広告が、中日新聞東海本社版と滋賀版、東京新聞の各紙の朝刊に掲載された。 1ページ全面広告のキャッチコピーは「パパの願いは、娘のしあわせです。家でも、取調室でも」。 日野町事件での取り調べで警察官が「娘の嫁ぎ先をガタガタにしてやる」と脅し、殺人を自白してしまった男性の様子を表現したという。Advertisement40年前の事件、再び裁判へ 1984年、滋賀県日野町の酒店経営の女性(当時69歳)が行方不明になり、約1カ月後に町内の草むらで遺体として見つかった。 店内にあった手提げ金庫もなくなっていた。容疑者として浮上したのは、店の常連客だった阪原弘さんだった。 阪原さんは88年に強盗殺人容疑で逮捕され、2000年に最高裁で無期懲役の判決が確定。服役中の11年に75歳で病死した。 遺族は裁判をやり直す「再審」を申し立て、最高裁は今年2月、再審開始を認めた。現在、大津地裁で再審公判に向けた協議が進んでおり、無罪が言い渡される公算が大きくなっている。「ガタガタにしたろか」「日野町事件」の三者協議を終え記者会見する阪原弘さんの長男弘次さん(中央)=大津市で2026年6月19日午前11時15分、渡部直樹撮影 阪原さんは逮捕前、滋賀県警に任意で取り調べを受けていた。自宅に帰った阪原さんは家族の前で涙を流しながらこう訴えたという。 「父ちゃん、(警察に)殴られても蹴られても耐えたんやけど、『娘の嫁ぎ先に行ってガタガタにしたろか』と脅されて、『やった』と言ってしまったんや。お前らだけでも信用してくれ」 この場面に触れた広告では「大切な人を守るためなら、人は『嘘(うそ)の自白』をする。多くのえん罪が、こうしてつくられてきた」とのメッセージを投げかける。 そして、最後には「大切な人がいるすべての人にとって、えん罪は、ひとごとではないのですから」と結んでいる。 広告の中央には、幼い子どもが描いた父親の絵と使い古した定期入れを配置した。 担当したアートディレクターの岩下智さん(47)によると、幼稚園児だった岩下さんの長女が描いた実際の絵を使ったという。 岩下さん自身が長女の絵を財布の中に入れていた経験から、折り目の付いた絵と日常的に持ち歩く定期入れを描くことで、「娘を思う父親」を表現したという。日野町事件を説明する新聞広告。滋賀県警から「娘の嫁ぎ先をガタガタにしてやる」と脅しがあったことに触れ、「大切な人を守るためなら、人は『嘘の自白』をする」と記されている=共同プロジェクト「ひとごとじゃないよ!人質司法」提供「冤罪、関心を持ってほしい」 この広告は「ひとごとじゃないよ!人質司法」のプロジェクトの一環。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」と冤罪(えんざい)被害者支援団体「イノセンス・プロジェクト・ジャパン」が共同で進めている。 プロジェクトが意見広告を出すのは4回目。これまでに戦後最大の冤罪事件とされる「袴田事件」や警視庁公安部がでっち上げた「大川原化工機事件」を取り上げてきた。 ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗さんは「阪原さんは家族の人生を人質に取られ、自白してしまった。日野町事件を通じ、冤罪や人質司法について、多くの人に関心を持ってほしい」と話している。【遠藤浩二】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>