2026年10月1日 17時41分藤牧幸一取り調べの録音・録画映像の一場面。右下が堀木博司検事(画像の一部を加工しています) 東京地検特捜部に逮捕、起訴された太陽光発電関連会社の社長が違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、国(検察)に賠償を求めた訴訟が1日、東京地裁(大須賀寛之裁判長)で結審した。判決は来年1月28日に言い渡される。 原告は生田尚之社長(52)。社長側によると、2021年に詐欺などの疑いで逮捕され、41日間にわたり取り調べが続いた。黙秘する社長に対し、担当の堀木博司検事(58)=現大阪高検=は「検察庁を敵視するってことは反社(反社会的勢力)や」と発言し、「黙秘を人のせいにするな」と怒声を上げたという。社長側「苦痛を故意に与える言動」 訴訟では社長側の請求を受けて取り調べの録音・録画の映像を国側が提出。58場面の計約1時間10分が法廷で再生された。主な争点は、こうした取り調べが黙秘権や人格権の侵害に当たるかだ。 社長側は「黙秘権行使に対する不当な非難など、説得とは言えない、重い苦痛を故意に与える言動を繰り返した」と主張。黙秘する容疑者への取り調べがどこまで許されるか限度を示す裁判例がないとし、「恣意(しい)的な運用が横行しており、判決で明確な判断が示されることが求められる」と訴えている。国側「社会通念上相当の範囲内」 国側は、堀木検事の言動は「侮辱的と指摘され得る」とする一方、「真相解明のために一貫して説得を続けていたもので、全体の文脈も踏まえた評価として、社会通念上相当と認められる範囲を超えるものとは言えない」と反論している。 堀木検事はこの取り調べをめぐり、特別公務員暴行陵虐罪で刑事裁判を開く付審判決定を東京地裁から受けた。 一方、生田社長は詐欺などの罪に問われて一審・東京地裁で懲役11年の判決を受け、控訴している。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月1日 (木)ニデック 純損失5646億円「声の権利」認める判決「核のごみ」調査を受け入れ9月30日 (水)富山市が人口水増しかiPS細胞の心筋シート実用化東大総長に藤垣裕子氏 女性初9月29日 (火)大規模修繕の談合、排除命令脚本家の倉本聰さん死去 91歳東山紀之氏、社長退任を発表9月28日 (月)なぜ千葉で豪雨禍続く?「スキーが雪崩を誘発」死亡中学受験 収入に影響なしトップニューストップページへニデック会見 監査法人幹部、監査意見「10月に間に合うよう努力」17:58片山財務相、補助金や基金の削減に本腰 「これからバトルが始まる」17:25命がけで日本大使館守ったアフガン人 難民となり今はケバブ売る生活9:001万個の手荷物が国際空港に足止め バンコクで洪水、水引いても混乱17:30ハエが縦列駐車、ビットコイン売買 研究者も喜ぶ神経科学の成果応用13:00急降下する機体、刺された機長 乗客らはいかに墜落を防いだか11:30