Windows 11 version 27H2は分断されたプラットフォームを再統合する大型アップグレードに

Wait 5 sec.

Windows 11は現在、これまでにないほどのユーザーの分断が起きています。MicrosoftがGermaniumとBromineという異なるWindowsプラットフォームを並行して展開しており、Arm向けに最適化された26H1と、従来のPCをメインとする26H2の二つの系統に分かれてしまっているのです。Windows Centralは、この分断を解消する鍵となる「Windows 11 version 27H2」に関して詳しく解説しています。2026年の Windows 11 はなぜ分断されたのか従来のWindows 11ユーザーは、2024以降使われているGermaniumプラットフォームを採用した、24H2 → 25H2 → 26H2という流れのなかにいます。一方で、2026年に登場した26H1はまったく別の新プラットフォームBromineを採用しています。これはSnapdragon X2やRTX Sparkといった新しいArm系チップ向けに最適化されたもので、既存PCにはメリットがないため、一般ユーザー向けには提供されませんでした。結果として、2026〜2027年にかけて26H1(Bromine)と26H2(Germanium)が混在する状態が続いていることになります。27H2 は「再統合」のための新プラットフォームになる可能性Microsoftは26H1から26H2にアップデートできないと明言しています。そのため、両者を同じラインに戻すにはGermaniumでもBromineでもない新しいプラットフォームが必要になります。その候補として考えられるStrontiumは2027年前半に完成予定とされており、過去の開発サイクル(Germaniumが2024年前半に完成→24H2として後半に提供)を踏まえると、27H2の基盤として採用される可能性が高いと見られています。MicrosoftがSnapdragon 850のサポート終了を予告している点も、Bromineより新しいプラットフォームが必要になる根拠のひとつとなっています。スケジュール的には27H2は例年通り2027年の後半(9〜10月頃)に公開され、内容は26H2のような有効化パッケージではなく、OS全体を置き換えるフルアップグレード型になると予想されています。なお現在のWindows 11は、バージョンアップに機能追加を紐づけない「Continuous Innovation」モデルに移行しています。そのため27H2専用の新機能が存在するわけではなく、機能は随時Germanium系から新プラットフォームへ統合されていく形になります。Windows 12はどうなる?Windowsユーザーの中には「Windows 12」を期待する声が根強いものの、少なくとも2026年中にWindows 12が登場する可能性は低いと見られています。今のようにユーザーが複数のプラットフォームに分断された状態で新OSを出すのは、サポート面で複雑すぎるためです。まずはWindows 11を27H2で再び一つのプラットフォームにまとめることが優先されるだろうという予想です。まとめ:27H2は再統合のための大型アップグレードに2027年に登場するWindows 11 version 27H2では、GermaniumとBromineの分断を解消するために、新しいプラットフォームが採用される可能性が高いと予想されます。Windows 12への布石という意味でも、重要な役割を担うアップグレードになりそうです。