毎日新聞 2026/10/1 08:15(最終更新 10/1 08:15) 有料記事 1588文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷依存症からの回復について語る元タレントの田代まさしさん=滋賀県彦根市の滋賀大学講堂で、北出昭撮影 睡眠や学業が後回しになり、やがて生活そのものも破綻する――。若者の間でギャンブルなどの依存症が広がっている。身近にリスクが潜む多様な依存症とどう向き合うべきか。予防策などを考えるフォーラムが滋賀県彦根市の滋賀大で開かれ、元当事者らが経験を語った。【北出昭】治療が必要な脳の病気 依存症は、特定の物質の摂取や特定の行為を繰り返すうちに「やめたくても、やめられなくなる」状態を指す。依存対象はアルコールや薬物だけでなく、ギャンブルやゲームなども含む。「意志が弱いから」と思われがちだが、医学的には治療が必要な脳の病気に位置づけられる。 この日はまず、「ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子さんが基調講演した。祖父と父、夫がいずれもギャンブル依存症だった田中さんは、自身も夫の影響で競艇などにのめり込んだ。借金を重ねるなど10年間苦しんだが、自助グループと出会ったことで回復。現在は当事者や家族の支援、社会的な予防に取り組んでいる。若いうちに手を出すほどリスク高く 田中さんによると、ギャンブル依存症になった人は平均18・1歳で何らかのギャンブルを始めており、若いうちに手を出すほど依存症のリスクも高まる。罹患(りかん)率は男性(2・8%)が女性(0・5%)より高いという。「オンラインカジノを始めると6割の人が1カ月以内に借金する」というデータも示した。 その上で田中さんは、最近の傾向として「学生の相談が急増している」と指摘。「彼らは奨学金をギャンブルに使うのは当たり前だと言う。借金返済のため振り込め詐欺に加担し、逮捕される学生もいる」と実態を説明した。大学関係者に対し、「ギャンブルをやらない、ときっぱり伝える予防教育をしてほしい」と訴えた。スマホ一つで賭けられる手軽さが要因に 学生時代にオンラインギャンブルにのめり込んだという、29歳の男性会社員も実体験を明かした。 普通の家庭で育ち、東京の有名私立大に入学した男性は2年の時、試合結果を予想して賭ける「スポーツベット」の投資入門書を手にした。「これで金持ちになれるのでは」。そう思ったのが、始まりだった。 ほどなくして、生活全般に影響が出た。大学の単位が取れない。負けが込むと消費者金融やヤミ金に走る。両親のクレジットカードを無断で使い、家にある物も勝手に売った。常にギャンブル最優先で、正常な判断能力が失われていた。 「1000円のランチは高いと思う感覚はあるのに、賭け金の1万円は少ないと感じました」 スマートフォン一つで、24時間いつでもどこでも賭けられる手軽さ。違法性に対する意識の低さ。こうした点がギャンブルにのめり込む要因になったと男性は振り返り、「家族や周りの人たちだけでは(当事者を)助けられない。病院や支援団体に連れて行くなど、適切な治療につないでほしい」とアドバイスした。田代まさしさんも「やまない雨はない」 …この記事は有料記事です。残り388文字(全文1588文字)Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>