首都圏の土砂が東北へ 違法盛り土を繰り返す業者「ニーズがあった」

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現場から2026年10月2日 6時00分有料記事波多野陽 野間あり葉福島県矢祭町でつくられた盛り土=2026年7月1日、野間あり葉撮影 福島県で6月、違法な盛り土をつくったとして、土砂処分業の会社役員(61)が逮捕された事件があった。会社役員は取材に対し「東京近郊の建設工事で出た土砂を福島に運んだ。ニーズがあった」と話し、必要悪だったと弁明した。5年前の静岡県熱海市での土石流災害をきっかけに規制が進んだ盛り土にいま、何が起きているのか。「明らかにこの辺りの土ではない」「ここは穴場」 「コンクリート片や貝殻が混ざって、明らかにこの辺りの土ではない」 茨城県境に近い福島県矢祭町に住む男性は数年前、土砂を積んだダンプカーが自宅近くを行き来するのに気がついた。山道の先には高さ30メートルほどの盛り土ができていた。 この盛り土を違法に造成したとして、福島県警が逮捕したのが、茨城県の会社役員の男だった。県警によると、熱海の災害をきっかけにできた盛土規制法の違反容疑では全国初の逮捕者だった。 会社役員は矢祭町に土地を買い、2023年6月ごろから土砂の搬入を始めたという。ダンプカーを目撃していた男性は「人口減で手放された土地が買われたのでは。ここは穴場なんだろう」とため息をついた。北上する土砂「規制が甘くみえた」 会社役員は25年3月、別の盛り土事件で各地の条例違反や森林法違反の罪に問われ、宇都宮地裁で懲役2年8カ月の実刑判決(確定)を受けた。 この裁判での証言などから見えてきたのは、土砂の北上だ。 首都圏では土砂の捨て場が不…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月2日 (金)「ゾンビたばこ」問題が波及売り手市場、変わる「内定」福島以外の除染土処分進まず10月1日 (木)ニデック 純損失5646億円「声の権利」認める判決「核のごみ」調査を受け入れ9月30日 (水)富山市が人口水増しかiPS細胞の心筋シート実用化東大総長に藤垣裕子氏 女性初9月29日 (火)大規模修繕の談合、排除命令脚本家の倉本聰さん死去 91歳東山紀之氏、社長退任を発表トップニューストップページへニデックの損失、累計1兆円超 突然の社長交代は事実上の解任だった21:18「血管、破裂しそう」 米国の死刑執行で異例の失敗、救命治療受ける5:56刺されながら緊急着陸「誇りに思う」 祖国の首相も称えた機長の素顔19:29フライドバイが協定違反か、ネタニヤフ首相が「抜け穴」指摘4:24東海汽船に大型船など3隻の使用停止処分へ 飲酒勤務問題受け国交省5:00「技術大国」は過去の栄光なのか 日本式イノベーションの強みと課題5:00