「自国主義が走る時代こそ」 新宿で樺太引き揚げ者20人の写真展

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2026年7月21日 7時00分浅野哲司棚田 千惠乃 1936年真岡郡真岡町生まれ=広瀬明代さん撮影 1905年から40年にわたり日本の領土だった樺太(サハリン)には終戦時、約40万人の日本人が暮らした。ソ連の侵攻、占領によって北海道などに引き揚げた人たちを記録した写真展「故郷は遠きに―樺太をあとにした人々―」が戦後81年目の夏に開かれる。東京都新宿区新宿1丁目の「PlaceM」で7月27日から8月2日まで、入場無料。 写真展には、80~90歳代のモノクロの肖像写真や現地のカラー写真43点が並ぶ。会場では当時の記憶を証言したインタビュー動画も流す予定だ。小森 良彦 1929年真岡郡真岡町生まれ=広瀬明代さん撮影 東京都杉並区在住の写真家・広瀬明代さん(62)が撮影した。朝日新聞社で15年間、写真記者として在籍後、退社してフリーランスになった。夫の仕事に伴い、モスクワで2年間を過ごしたが、ロシア極東地方を訪ねたことがなかった。 2019年8月にサハリンを訪問。巨大な王子製紙工場跡に入ったり、社殿のなくなった神社の石段を上ったりした。博物館で日本で見かけるような食器を見て、当時ここで生活した日本人に話を聞きたいと思った。ホルムスク(旧真岡町)の王子製紙真岡工場跡=広瀬明代さん撮影 帰国後、樺太引き揚げ者と子孫の相互扶助や伝承などを担当していた「全国樺太連盟」(2021年3月に解散)を訪ねた。そこで紹介してもらった人を皮切りに、今回20人にたどり着くことができた。 モノクロは銀塩写真で、自分でプリントした。「暗室で被写体と対話しながら焼き付けた。手作りの写真の風合いをみてほしい」と広瀬さん。被写体となった20人のうち、すでに3人が亡くなったという。 広瀬さんは「証言する人は少なくなっている。世界で戦争が起き、自国主義が走っている時代だからこそ、かつてあった戦争の実情を継承していかなくてはいけない。特に若い人に戦争の愚かさ、悲惨さを感じてほしい」と話す。ユジノサハリンスク(旧豊原市)のレーニン通り。かつて「豊原の大通り」と呼ばれていた場所=広瀬明代さん撮影この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人浅野哲司映像報道部専門・関心分野写真全般 人物写真 風景写真 街の変遷 ニュース 農業 関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月21日 (火)スペインがサッカーW杯優勝「国民の理解得られぬ」60%生サーモン 国産が急成長7月20日 (月)市長の産休、賛否はほぼ同数認知症の行方不明者、1.7万人佐々木麟太郎、マーリンズへ7月19日 (日)京アニ事件7年で追悼式上半期の訪日客、2.0%減協業ポケットウォッチが話題7月18日 (土)皇室典範の改正案 成立国旗損壊処罰法が成立日経平均、下落幅過去5番目トップニューストップページへ中ロが日本のEEZ内で実弾射撃訓練 小泉防衛相が明らかに0:20国連トップ選び本格化へ、各国・候補の思惑は 鍵は「5大国」の妥協5:30親イラン組織のフーシ、サウジ海上封鎖を宣言 紅海輸送にもリスク1:25トヨタ社長「国内生産や供給網の水準を維持」 トランプ関税でも堅調2:01福岡県議会の金銭疑惑で相次ぐ証言 汗かきという慣習「参加は名誉」11:00気温40度、湿度50%、記者が体験 熱中症までに体内で起きること6:00