「刺激を減らし閉鎖的で単調」な施設生活 地域での暮らしを求めて

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現場から2026年7月27日 9時00分有料記事上野創 横浜市保土ケ谷区にある社会福祉法人「夢21福祉会」の作業所。ヒロさん(46、仮名)がほかの利用者たちと、コーヒーのドリップバッグを作る作業をしていた。じょうごを通して小さな袋に粉を10グラムずつ流し込む。 職員は「次はこれもお願い。できるかな」「いい感じ」と声をかける。「こんな細かい作業をこなせるとは思っていませんでした」と話した。コーヒーの粉を移す仕事に取り組むヒロさん(右)=2026年5月25日、横浜市保土ケ谷区、上野創撮影 知的障害のあるヒロさんは、言葉でのやりとりが難しい。父親によると10代後半から壁を蹴破る、ガス台で紙に火をつけるなどの問題行動が激しくなり、2002年に神奈川県中井町にある県立施設の「中井やまゆり園」に入った。自分や他人を傷つける、物を壊すといった「強度行動障害」の状態の人を受け入れる県の中核施設だ。 約20年間暮らしたが、3年前に退所し、今は夢21福祉会のサテライト型グループホームのアパートで、職員の支援を受けながら生活する。     ◇ 10年前、県立津久井やまゆり園(相模原市)で入所者19人が元職員に殺害される事件が起きた。 その後、同じ県立の中井やまゆり園(中井町)や愛名やまゆり園(厚木市)で、虐待などの問題が発覚した。いずれも知的障害のある人の入所施設。第三者調査などで指摘されたのは、地域や外部から切り離された閉鎖性と、入所期間の長期化という問題だった。 中井の改革プログラム報告は3年前、「園は地域での暮らしに即した支援ができていなかった」「終(つい)の棲家(すみか)的な意識へと陥っていく中で、閉鎖性はより高まり、地域の中で孤立してしまった」とした。地域側の受け皿不足も指摘した。     ◇ ヒロさんを担当した中井の元…この記事を書いた人上野創横浜総局専門・関心分野教育、不登校、病児教育、がん、神奈川県、横浜市関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月27日 (月)飛鳥・藤原の宮都 世界遺産にW杯の投稿、誹謗中傷700万件子どもの夏かぜ、今年も流行7月26日 (日)やまゆり園事件から10年寝る前のスマホ 睡眠短い傾向夏山での遭難、過去最多7月25日 (土)副首都法が2票差で成立トランプ政権が新関税を発動今年のウナギは「お買い得」7月24日 (金)セブンとPayPay、ID統合検討能登 初の復興住宅完成森保監督の後任に大岩剛氏トップニューストップページへ佐賀・伊万里で住宅火災 子ども2人を含む4人が意識不明で搬送9:00託された「極秘」資料、記者が見た政治家の名 ロッキード事件50年4:00LGBTQ祭典襲撃、容疑者死亡 「テロ」認定 過去にISに接触か5:30新型エアフォースワンがイラン側の標的に? トランプ氏怒りの矛先は6:00姿を消した認知症の父、文字で刻まれた「死亡」 それでも父を待つ6:00おかっぱ姉妹卒業→THE ALFEE クレラップの顔交代の狙いは4:00