朝日新聞連載まとめてわかる記事視点・解説2026年7月27日 7時00分有料記事高井里佳子慈恵病院の「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を視察し、説明を受ける大阪府泉佐野市の千代松大耕市長(左)=代表撮影 生まれた子どもを匿名で託す「赤ちゃんポスト」と、病院側にのみ身元を明かして出産する「内密出産」。 子の命を守る試みとして民間の病院が先行するなか、大阪府泉佐野市がこれに続こうとしています。 行政主導では全国初となりますが、実現にはいくつかの課題もあります。この記事が解説するポイント①「赤ちゃんの遺棄や殺人を防ぐ」②ふるさと納税が財源「問題はない」③「受け入れ先が見つからない子が…」④「55億万円余り」19年後の試算⑤「出自を知る権利」への対応まだ①「赤ちゃんの遺棄や殺人を防ぐ」 赤ちゃんポストは2007年、熊本市の慈恵病院が「こうのとりのゆりかご」として国内で初めて開設した。21年には内密出産も始めた。 25年からは賛育会病院(東京都墨田区)がこれに続いた。 「安易な育児放棄を助長するのではないか」との声もある。 ただ予期しない妊娠や孤立出産が、乳児の虐待死につながることへの危機感がある。 こども家庭庁によると、23年度に虐待死が判明した子ども65人のうち、心中を除くと、生後24時間に満たない「0日児」が16人いた。 このうち医療機関の関与があったのは1人だけ。ほかは公的機関の関与もなかったという。 慈恵病院の蓮田健院長(60)は赤ちゃんポストと内密出産について、法整備がされておらず「グレーゾーンの取り組み」としつつも、「赤ちゃんの遺棄や殺人を防ぐための、最後のセーフティーネットだ」と語る。②ふるさと納税が財源 「問題はない」大阪府泉佐野市の千代松大耕市長(左)と、りんくう総合医療センターの松岡哲也病院長(当時)=2025年12月 「大切な命を守る取り組みこそ、行政主導でやらなければならない」 泉佐野市の千代松大耕(ひろやす)市長が導入を表明したのは、昨年5月のことだ。 新生児集中治療室(NICU…関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月27日 (月)飛鳥・藤原の宮都 世界遺産にW杯の投稿、誹謗中傷700万件子どもの夏かぜ、今年も流行7月26日 (日)やまゆり園事件から10年寝る前のスマホ 睡眠短い傾向夏山での遭難、過去最多7月25日 (土)副首都法が2票差で成立トランプ政権が新関税を発動今年のウナギは「お買い得」7月24日 (金)セブンとPayPay、ID統合検討能登 初の復興住宅完成森保監督の後任に大岩剛氏トップニューストップページへLGBTQ祭典襲撃、容疑者死亡 「テロ」認定 過去にISに接触か5:30新型エアフォースワンがイラン側の標的に? トランプ氏怒りの矛先は6:00姿を消した認知症の父、文字で刻まれた「死亡」 それでも父を待つ6:00おかっぱ姉妹卒業→THE ALFEE クレラップの顔交代の狙いは4:00託された「極秘」資料、記者が見た政治家の名 ロッキード事件50年4:00第2次世界大戦「ノルマンディー上陸作戦」の地、世界遺産に登録決定16:52