Windows 11の不満点として、不要なアプリや追跡系のアプリが知らないうちにインストールされてしまうという点があげられることがあります。最近話題になっているのは、LG製モニター向けの「LG Monitor App」がユーザーの操作なしに導入されてしまうケースです。このアプリは悪意あるソフトではないものの、ユーザー情報を収集する「Automated Content Recognition(ACR)」技術を含む可能性があると指摘されており、海外メディアでは「スパイウェア」「マルウェア」と表現されることもあります。さらに、アプリ内でMcAfeeなど追加のソフトを勧める広告が表示される例も報告されています。Win11Debloatが新たに追加した「LGアプリブロック」機能これに対し、Windowsの不要なプリインストールやアップデート由来のバンドルアプリを取り除くツールとして知られる「Win11Debloat」が、7月のアップデートで興味深い新機能を追加しました。Adding support for removing the LG Monitor App, and preventing Windows Update from silently installing device companion apps like the LG Monitor AppLG Monitor Appの削除と、Windows Updateがデバイス向けコンパニオンアプリを静かにインストールするのを防止する機能を追加この機能により、LGアプリが勝手に入る問題を抑止できるだけでなく、同様のデバイスメーカー系アプリがアップデート経由で導入されるのを防ぐことができます。なぜ問題視されているのかスマートテレビやモニターの世界では、視聴内容を解析して広告を最適化するACR技術が広く使われています。LGだけでなく、Sony・Samsung・TCL・Hisenseなど複数メーカーが同様の仕組みを採用しており、過去にはプライバシー問題で訴訟に発展した例もあります。PCユーザーにとっては、自分の意思と関係なくアプリが入り、情報収集の可能性があるという点が大きな懸念です。Windows Updateがその経路になっていることも、透明性の観点で批判されています。まとめ:Windows 11ユーザーはチェックしておきたいアップデート挙動Windows 11は性能面では優秀ですが、アップデート経由の「サイレントインストール」問題は依然として課題となっています。LGアプリ問題はその一例であり、メーカー側の思惑とユーザー側のプライバシー意識が衝突する典型的なケースと言えます。Win11Debloatの新機能は不安を抱えるユーザーにとって有力な選択肢であり、不要なアプリや追跡機能を避けたい人は、一度チェックしてみる価値があります。[via Neowin]