現場ルポ 小林大輝毎日新聞 2026/7/27 13:00(最終更新 7/27 13:00) 有料記事 3343文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷かつて鵡川漁港で大量に水揚げされた国産シシャモ=鵡川漁協提供 国産シシャモが激減している。 「ししゃもの町」として知られる北海道むかわ町では、2023年から3年連続でシシャモ漁は休漁となり、26年も通常操業のめどは立っていない。 シシャモのにぎりずしなど名物を求めて町を訪れる観光客も減少した。 シシャモが消えた町の今は。ししゃもの町を歩いた。 北海道によると、24年のシシャモの水揚げ量は113トン。 統計開始以降、最も多かった1980年(1万8881トン)と比べると、1%にも満たない。 不漁の根本的な原因は分かっていない。休漁が続く「町魚」 とりわけ不漁が深刻なのは、むかわ町だ。 鵡川漁協によると、最盛期の68年には水揚げ量が178トンに上ったが、現在は休漁が続いている。 ししゃもの町は現在、どのような状況なのだろうか。むかわ町に向かった。 札幌市から高速道路を利用して1時間半。 太平洋に面した勇払平野の東端にあるむかわ町に着いた。 海鮮料理を出す飲食店や水産加工場が建ち並ぶ。 マンホールのふた、街灯のステンドグラス、消火栓――。 6月の平日、人影がまばらな市街地を散策すると、至る所でシシャモの意匠が目に入った。 町は95年にシシャモを「町魚」に指定している。 紛れもなくむかわ町はししゃもの町としてアピールしてきたと実感できる。 そもそも、シシャモは北海道の太平洋岸だけで取れる日本固有種だ。 一般的にシシャモとして広く流通しているのは「カラフトシシャモ」と呼ばれる外国産の別種。 シシャモとカラフトシシャモは味も異なる。 風前のともしびとなっているのがむかわ町の沖合で取れる「鵡川ししゃも」だ。 鵡川ししゃもは他のシシャモと比べて大型が多く、刺し身やにぎりずしに向いている。 高値で取引され、ブランド品として珍重されてきたが、20年には、むかわ町を含む襟裳岬(えりも町)より西のエリアに生息するシシャモは絶滅の恐れがあるとして、環境省のレッドリストに掲載された。 鵡川漁協によると、最盛期の68年から徐々に水揚げ量は減り、22年に極度の不漁で63キロを漁獲した時点で漁が打ち切られた。 資源保護のため、鵡川漁協など胆振、日高地方の3漁協は23~25年に自主休漁した。 漁協は26年10月に休漁による資源量の変化などを調べる「試験操業」に取り組む方針で、水揚げしたシシャモは市場流通させる方針だ。 4年ぶりに鵡川ししゃもが「復活」するかもしれない。 期待がかかるが、操業する漁船数や漁の頻度は通常操業と比べると、大幅に少ない。 あくまで調査目的の水揚げで、資源回復を理由に漁を再開するわけではない。消えたにぎわい 町内の道の駅「むかわ四季の館」を訪ねると、道の駅を管理する「果夢工房」の中野恵利子課長が休漁前を懐かしんだ。 「秋になると町がにぎやかになった」 漁最盛期の10月、町にはシシャモを味わうため人が押し寄せ「ゴールデンウイークやお盆と同じくらい」にぎわった。 だが、23年の休漁を境に観光客が徐々に消えていった。 道の駅の利用者も減ったが、現在も土産物コーナーにはシシャモの昆布巻きなどの加工品が並ぶ。 しかし、このシシャモはむかわ産ではない。町から遠く離れた道東産だという。 むかわに地場産のシシャモを求めて足を運ぶ観光客に町外産のシシャモを売る――。 消費者が求めているものを提供できないもどかしさは強い。 <記事後半の内容> ・消えたシシャモのにぎりずし ・かつての豊漁を取り戻すために苦心 ・シシャモが消えた理由は? 鵡川ししゃもを買おうと…この記事は有料記事です。残り1885文字(全文3343文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>