毎日新聞 2026/7/24 11:00(最終更新 7/24 11:00) 有料記事 2456文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷解体に着手される前の旧香川県立体育館(船の体育館)。1964年に完成した日本最初期のつり屋根構造の建造物で、本体側面を覆う縁梁に「プレストレストコンクリート造」が採用され、ダイナミックな造形が実現されている=高松市で2025年7月4日午後1時31分、森田真潮撮影 年間延べ100万人超が来場するアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」(瀬戸芸)のお膝元の香川県で、世界的建築家の丹下健三が手がけた、旧香川県立体育館(高松市)が解体の瀬戸際に立っている。 地元では「船の体育館」と親しまれてきた将来の重要文化財候補の建築物。民間有志でつくる「旧香川県立体育館再生委員会」が公費負担のない再生案を申し入れたが、「地震時の倒壊の恐れ」などを理由に解体を決めた県は協議に応じず、4月に解体工事に着手。再生委側は工事差し止めを求めて提訴し、議論は法廷に持ち込まれた。「アート県」で何が起きているのか。国内外から「保存」求める声 「議論が十分にされていない。『アート県』として解体でいいのか疑問だ」。工事が着手された4月10日、現地を訪れた高松市在住の女性はそう語った。 「うどん県」として全国に知られる香川県は、2010年に始まった瀬戸芸の実行委員長を知事が務めるなど「アート県」としても国内外から観光客を集めている。実は、近代建築の名作が集まる「建築王国」としても知る人ぞ知る存在だ。 戦後、文化政策に熱心で「デザイン知事」と呼ばれた金子正則知事(在任1950~74年)が、丹下健三に県庁舎の設計を依頼するなど、建築家や芸術家、デザイナーを呼び込んだ歴史もあり、「現代アートの聖地」として国内外からの観光客を集める直島の存在とも相まって、「アート県」と呼ばれる土壌は培われていた。 近年も、丹下設計の県庁舎旧本館および東館(高松市、1958年完成)などが重文に指定され、2025年に開業した県立アリーナ(同、SANAA設計)は、世界の優れた建築物などを表彰する「ベルサイユ賞」スポーツ部門の最優秀賞に選ばれた。 それだけに23年に県が旧県立体育館の解体方針を表明すると、日本建築家協会や学術組織「DOCOMOMOジャパン」、米ハーバード大大学院の研究者ら国内外から保存を求める声が相次いだ。裁判と工事が同時進行 県は国の中央防災会議の報告書を踏まえ、旧県立体育館の立地場所について南海トラフ地震の際、震度6弱を想定。県は、12年に行った耐震診断で「耐震性能に…この記事は有料記事です。残り1566文字(全文2456文字) <再生案の行方は> 丹下建築「船の体育館」再生なるか 「公金投入なし」でも門前払いあわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>