朝日新聞記事インタビュー2026年7月27日 4時00分有料記事聞き手・福冨旅史ロッキード事件の捜査の問題点について話す石田省三郎弁護士=2026年7月13日午後4時10分、東京都中央区、福冨旅史撮影 戦後最大の疑獄事件と称されるロッキード事件では、東京地検特捜部が田中角栄・元首相を逮捕した。首相在任中の行為について首相経験者の刑事責任が問われたのは憲政史上初めてのことだった。特捜部は国民の支持を集め、「最強の捜査機関」として名をとどろかせた。その一方で、捜査手法の問題点も指摘された。 この事件は検察に何をもたらしたのか。50年後の今も続く特捜検察の「ゆがんだエリート意識」を植え付けた――。田中元首相の裁判で弁護人を務め、その後の検察改革にも携わった石田省三郎弁護士(79)はそんな見方を示す。その真意を聞いた。 ロッキード事件の捜査では「巨悪の処罰」という世論の熱狂と大義名分のもと、法の適正な手続きが軽視されました。例えば、田中元首相に5億円を贈ったとされるロッキード社元副会長らの証言が記された「嘱託尋問調書」を作ったことです。この調書は元副会長らに対し「起訴しない」との刑事免責を与えたうえで、米国に依頼して作成されました。全容解明には元副会長らの証言が必要だと検察が考えたからでしょう。 当時の日本の法律に刑事免責制度はありませんでしたが、日米間の実務協議という超法規的な枠組みでそれを可能にしました。刑事司法の根幹を否定する脱法行為でした。「あしき特捜至上主義」が定着 調書の内容を信用できるかど…この記事を書いた人福冨旅史東京社会部|司法担当専門・関心分野事件、調査報道、平和関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月26日 (日)やまゆり園事件から10年寝る前のスマホ 睡眠短い傾向夏山での遭難、過去最多7月25日 (土)副首都法が2票差で成立トランプ政権が新関税を発動今年のウナギは「お買い得」7月24日 (金)セブンとPayPay、ID統合検討能登 初の復興住宅完成森保監督の後任に大岩剛氏7月23日 (木)高市首相が陳述書提出山田五郎さん死去 67歳コロナ死者2万1千人超トップニューストップページへ第2次世界大戦「ノルマンディー上陸作戦」の地、世界遺産に登録決定16:52イラン「敵が知らないミサイル生産拠点ある」 米国の再攻撃に備え19:46玄海町長選は元課長が初当選 「核ごみ」調査、次の段階への対応焦点21:00早朝に12頭のゾウ、村長犠牲に インドネシア「壁」で隔離は答えか11:00【更新中】夏の甲子園、代表校が続々決定 5年分の顔ぶれをチェック17:05百貨店の元営業部長、第二の人生は「世界遺産・飛鳥」のツアーガイド18:00