自宅前の沿道をサルビアで飾る福田さん夫婦。草刈り機「三角ホー」はつえ代わりにちょうどいい=群馬県中之条町で2026年9月15日午後2時54分、坂巻士朗撮影 3年後に群馬県内で開かれるスポーツ大会「湯けむり国スポ・全スポぐんま2029」を、待ちわびる夫婦が中之条町にいる。自宅前の沿道約200メートルを、サルビアの赤い花で彩り、選手や関係者を迎えようとしている。1983年の「あかぎ国体」の時と同じように。【坂巻士朗】 福田具可(ともよし)さん(88)、照子さん(87)。40年以上前のあかぎ国体・秋季大会で、町民は沿道にサルビアやマリーゴールドを植栽したり、プランターを置いたりした。小学校の教員同士だった福田夫婦も参加し、自宅前の県道脇にサルビアなどを植えて、選手を歓迎した。 翌年の夏から秋も、思いがけず、赤い花が沿道を彩った。「サルビアの種がこぼれて増殖した」(具可さん)ためだ。これを機に、具可さんは枯れた花を肥料にしたり、雑草を刈り取ったりして、こぼれ種を育てる循環栽培を始めた。花は沿道の両脇を飾り、いつしか「サルビア街道」と呼ばれるようになった。 10年以上の活動や庭造りが評価され、具可さんは96年、公益財団法人「日本花の会」などが主催する「花のまちづくりコンクール」で最優秀賞に選ばれた。一方、…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。