40年前のビル揺らして実験 免震機能の維持調べデータ化 茨城

Wait 5 sec.

40年前に初めて実用化されたビルの免震装置=茨城県つくば市大砂の奥村組技術研究所で2026年10月28日午前10時42分、酒造唯撮影 ゼネコンの奥村組(大阪市)は28日、40年前に竣工した日本初の免震構造を持つ実用ビル「同社技術研究所管理棟」(茨城県つくば市大砂)の免震機能を調べる実証実験を報道関係者に公開した。実際にビルを揺らして、免震機能が維持されているかを見る大がかりな実験で、実施は10年ぶり。 管理棟は1986年に竣工し、免震鉄筋コンクリート造りの地上4階建て。地下にビルを横から約10センチ押す油圧ジャッキを備える。押したジャッキを一気に解放し、ビルを人為的に揺らせる仕組みだ。Advertisement 報道関係者は、ビルの外と中から実験を見学。ビルの中では「ドーン」という大きな衝撃音がしてビルが揺れたが、30秒ほどで揺れが収まっていく様子を体験した。 同社によると、免震機能は実験室レベルでは約120年持つとされるが、実際のデータがない。このため、実験を積み重ねて免震ゴムの経年変化などを調べ、データを蓄積している。今回の実験でも、経年変化は想定の範囲内だった。 奥村太加典(たかのり)社長は「こうした成果の積み重ねが免震技術のさらなる信頼性向上につながり、普及に寄与すると考える」と話した。【酒造唯】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。