クマ対策用ロボットしての実用化を目指し、研究が進む「ハッチャン」(左下)=秋田市内で2026年10月13日、工藤哲撮影 近年のクマによる被害の拡大を受け、秋田県立大は最先端テクノロジーを駆使した対策の研究成果の展示会を秋田市内で開いた。同大は「まだ(研究段階で)完成形ではないが、関心を持つ企業や自治体を募りたい」としている。 同大は従来の電気柵や鈴、スプレーとは異なる新たなアイデアのコンテストを全学内で実施。この中で優れたアイデアを選び、社会に役立てようと研究を後押ししてきた。展示会はこれまでの中間報告として13日に開かれ、会場では研究者らが機器を操作しながら説明した。Advertisement 具体的には、AIカメラや威嚇音のスピーカー、薬液タンクや噴霧ノズルなどを備えた秋田犬の形をした自律型4足歩行ロボット「ハッチャン」(システム科学技術学部の伊藤亮・准教授、山内悠・助教)▽クマを市街地に引き寄せる誘引物や出没の痕跡を地域住民と一緒に調査し、デジタル地図上で共有する通学路安全網の構築(木材高度加工研究所の野田龍・准教授)――など6件。 同大の福田裕穂学長は「これまで見たことがない、という意外なものを考え出すのが大学は得意。こうした研究に企業の力も得てマーケットに出していくことを目指したい」と語り、実用化への強い期待を示した。【工藤哲】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】