へブライ語で「右派かパレスチナか」と書かれたネタニヤフ首相率いる右派政党リクードの看板=エルサレムで2026年10月25日午後2時7分、松岡大地撮影 イスラエルで27日、総選挙(国会、定数120)が投開票される。通算で約19年にわたり国を率いてきたネタニヤフ首相が続投するかどうかが最大の争点だ。中道政党「ヤシャル」党首で元軍トップ、アイゼンコット氏らユダヤ系の反ネタニヤフ野党陣営が優勢で、ネタニヤフ陣営は苦戦を強いられているが、多党制のイスラエルでは議席が分散する傾向がある。両陣営とも過半数を獲得できないと予想されており、決着は選挙後の連立交渉次第になる公算が大きい。安全保障巡り両陣営が対立 前回2022年の総選挙以降、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスによる越境攻撃、イスラエルのガザ、レバノン、シリアへの侵攻、イランとの大規模戦闘など安全保障環境は激変した。今回の選挙結果は今後の中東情勢にも影響を与える可能性がある。 ネタニヤフ政権は一連の戦闘の「戦果」を強調している。選挙戦終盤には「イランが核開発を進め、我々を滅ぼそうとしている」などと脅威を繰り返し訴え、安全保障を求める有権者を念頭に「野党が勝てば何世代にもわたる悲劇になる」と主張している。 一方、アイゼンコット氏ら野党陣営は、ハマスによる越境攻撃を防げなかった責任を追及している。 アイゼンコット氏は15日、ネタニヤフ政権が目標とするハマス「壊滅」ができていないことを批判した上で、自らが首相になった場合、18カ月以内にハマスの統治を終わらせると宣言した。軍事作戦も選択肢にあるとしつつも、米国主導の和平計画を進める考えを示した。過半数難しく、連立協議が焦点に 23日の民放テレビ「チャンネル…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】