横浜の村田浩明監督(左)と健大高崎の青柳博文監督 再び関東の雄同士が決勝で顔を合わせることになった。 高校野球の秋季関東大会は27日、前橋市の上毛新聞敷島球場で決勝があり、今夏の甲子園で準優勝した健大高崎(群馬1位)と4強の横浜(神奈川2位)が対戦する。直近は横浜3連勝 2024年の秋季関東大会決勝と同じ組み合わせで、前回は延長十回タイブレークの末、横浜が4―3で勝利した。翌春のセンバツ準決勝、26年の春季関東大会準々決勝でも対戦し、いずれも横浜が勝っている。Advertisement【慶応-健大高崎】九回表を無失点で抑え、ほっとした表情でベンチに引きあげる健大高崎の先発・石垣聡志投手=前橋市の上毛新聞敷島球場で2026年10月25日、新宮巳美撮影 健大高崎は、エースで主将の石垣聡志投手を中心に、ともに中軸を担う神崎翔斗選手、狩野蓮義選手ら夏の甲子園を経験した選手が残り、経験豊富だ。青柳博文監督は「(横浜には)最近ずっと負けているので、たまには勝ちたい」と話す。7年ぶりの明治神宮大会出場に向け、気合十分だ。 2年前の決勝で試合に敗れた後には、練習グラウンドのトイレに新聞記事を張り、その隣には「何が足りなかったのか?」と記し、奮起を促したという。さらに今春の関東大会の試合後には悔しさのあまり涙する選手の姿もあった。再び訪れたリベンジの機会に今度こそ雪辱を誓う。 対する横浜はU18(18歳以下)アジア選手権の高校日本代表のメンバー入りした小林鉄三郎投手と主将の川上慧選手を中心に選手個々のレベルは高い。今大会は最速152キロの福井那留投手が2試合に先発し、1失点、被安打は5と安定感ある投球を見せる。投打にすきのない野球を展開し、2年ぶりに関東の王座奪還を狙う。【帝京第三-横浜】力投する横浜の先発・福井那留投手=前橋市の上毛新聞敷島球場で2026年10月25日、新宮巳美撮影 村田浩明監督は「いつかは絶対に戦わないといけない相手だと思っている。甲子園でも関東大会でも戦ってきて、今年のチームでも勝負を何とかできたらと思う」と気を引き締める。 直近で対戦した今春の関東大会では、現チームの主力を務める2人が活躍した。六回に田島陽翔選手のソロで同点に追いつくと、再びリードされた九回には小林大雅選手の適時二塁打で追いつき、相手失策で勝ち越した。 田島選手は「(当時とは)選手も違うので、別のチーム。春と同じ感覚で試合に入ると逆に相手にのまれると思うので、しっかりと自分たちの野球を展開するだけ」と語る。 過去の春夏の甲子園でも熱戦を繰り広げてきた両チームだけに今回も好勝負が期待できそうだ。【高橋広之】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】