米軍ミサイル訓練計画も 軍事拠点化の「国境の島」で戸惑う島民

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日米共同統合演習「キーン・ソード」に参加し、与那国島沖を航行する自衛隊の輸送艦=沖縄県与那国町で2026年10月29日午前(住民提供) 台湾まで110キロに位置する沖縄県・与那国島(与那国町)。米軍と自衛隊の日米共同演習を報じる新聞を広げながら、ある島民がつぶやいた。「ここまで軍事の島になるとは想像していなかった」。2016年の陸上自衛隊与那国駐屯地開設から10年がたち、隊員やその家族は島の地域社会に溶け込みつつある。一方、予想以上に軍事拠点化が進む状況に戸惑いを感じ始めた島民もいる。町はどこかで歯止めをかけるのか。日本最西端の「国境の島」を訪ねた。「どんどん話がエスカレートして…」 日米共同統合演習「キーン・ソード」の訓練最終日となった29日朝、防衛相直轄部隊として25年春に発足した「海上輸送群」の輸送艦「にほんばれ」が、島の西端にある久部良(くぶら)港沖に姿を現した。政府関係者によると、輸送艦は米軍の最新鋭地対艦ミサイルシステム「ネメシス」や統合防空システム「マディス」を22日に運び込む予定だったが、台風の接近で延期。最終的に29日も港に接近しただけで、システムの展開訓練の実施は見送られた。 とはいえ、繰り返される軍事訓練は、人口1600人ほどの小さな島の緊張を徐々に高めている。 「自衛隊の配備は、沿岸監視が目的だと聞いていた。島を守るためなら仕方ないと思ったが、気付けば…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事