宮本亞門さん「自分らしく生きて」 失恋を機に引きこもり経験

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引きこもりの経験を語る宮本亞門さん==岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターで、2026年10月17日午後1時11分、今東理恵撮影 引きこもりへの理解を深めるイベントが岡山市内で開かれ、演出家の宮本亞門さん(68)が高校時代の引きこもり経験を語った。自らを価値のない人間と責めた当時の思い、音楽や医師との出会いに救われたことなどを振り返り、「自分らしく生きてほしい」と語りかけた。 イベントは厚生労働省主催の「ひきこもり VOICE STATION 全国キャラバンin岡山」。2021年度に始まった全国巡回事業で、宮本さんがクリエイティブプロデューサーを務めている。17日に岡山国際交流センターで開かれ、引きこもり当事者やその家族ら約120人が参加した。Advertisement 高校時代、生きづらさを感じていた宮本さんは、失恋をきっかけに引きこもるようになった。1日の大半を窓のない4畳半の自室で過ごしたといい、「1日でも早く出たいと思っていたが、自分を犯罪者のように感じ、自分は価値がないと死も考えた」と振り返る。 救いは音楽レコードを聴くことで、次第に音楽の魅力を誰かに伝えたいと思うようになった。ありのままの自分を受け入れてくれる医師との出会いもあり、約1年後に引きこもりから抜け出せたという。 宮本さんは「引きこもりは特別なことではなく、誰にでもどの家庭にも起こりうる。引きこもりの経験が今の演出家の道につながった。好きなことをして、自分らしく生きてほしい」と語った。【今東理恵】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。