ASEAN特使、スーチー氏と面会実現せず 親軍政権外相と会談

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ミャンマー親軍政権のティンマウンスウェ外相(右)と握手するフィリピンのラザロ外相=ネピドーで2026年10月29日、ミャンマー外務省のSNSから 東南アジア諸国連合(ASEAN)のミャンマー特使を務めるフィリピンのラザロ外相は29日、首都ネピドーで親軍政権のティンマウンスウェ外相と会談した。親軍政権の発表によると、ASEAN内での地位回復に向けた方策などを協議した。拘束中の民主化運動指導者アウンサンスーチー氏との面会は実現しなかったとみられる。 ASEANは2021年の軍事クーデター後、暴力の即時停止や当事者間の対話など「5項目の合意」をまとめたが、実施は進んでいない。このため、国軍が任命した閣僚らの主要会議参加を認めてこなかった。Advertisement ミャンマー側はASEANとの関係正常化を目指しており、親軍政権の大統領を務めるミンアウンフライン氏は加盟国への訪問を重ねている。一方、フィリピン側の発表によると、今回の会談では5項目の合意の履行や人道支援の拡大についても協議した。ミャンマー親軍政権のティンマウンスウェ外相(右)と握手するフィリピンのラザロ外相=ネピドーで2026年10月29日、ミャンマー外務省のSNSから ASEANはスーチー氏との面会を繰り返し求めてきたが、親軍政権は応じていない。親軍政権は22日、英国在住の次男キム・エアリスさんとの約5年9カ月ぶりの電話を認めるなど、スーチー氏の「処遇改善」をアピールしている。 ラザロ氏は28日、東部シャン州の州都タウンジーで人道支援活動を視察した。ASEANは11月中旬にマニラで首脳会議を開き、今回の訪問結果も踏まえてミャンマーへの対応を協議する見通しだ。【バンコク小泉大士】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。