2026年10月30日 18時50分松島研人島崎奈桜さん=関係者提供 愛知県犬山市のアパートで2024年、小学1年の島崎奈桜(なお)さん(当時7)が暴行を受けて死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪などに問われた母親の島崎みなみ被告(35)の裁判員裁判の判決が30日、名古屋地裁であった。梅沢利昭裁判長は「わずか7歳で生涯を終えざるを得なかった無念さは察するに余りある」と述べ、懲役7年6カ月(求刑懲役8年)を言い渡した。 この事件では、被告の内縁の夫、倉田凱(がい)被告(34)が奈桜さんの腹部を複数回殴る暴行を加え、死亡させたとして傷害致死罪で起訴されている。「日常的な虐待の延長で起きた事案」と批判 弁護側は公判で、島崎被告が奈桜さんが生きるために医療措置などを受けさせる必要がある「要保護状況」だと認識していなかったとして、保護責任者遺棄致死罪について無罪を主張していたが、判決は、奈桜さんが何度も茶色い嘔吐(おうと)物を吐いていたことなどから、倉田被告の暴行で内臓を損傷している可能性を認識していたと指摘。「腹痛や嘔吐などに苦しんでいたのに、最愛の実母に放置されて亡くなっており、身体的、精神的苦痛は非常に大きかった」と批判した。 その上で、「虐待が発覚するのを恐れて自己保身に走り、病院を受診させなかった。日常的な虐待の延長で起きた事案だ。環境を変える機会は何度もあったのに、倉田被告の虐待を黙認し続けたのは、強い非難に値する」と指摘した。「考え続けて」 裁判長が声詰まらせ説諭 判決によると、島崎被告は24年3月、奈桜さんの腹に足を押しつけ、けがを負わせたほか、その約2カ月後、倉田被告から暴行を受けた奈桜さんを病院に連れて行かずに放置し、敗血症性ショックで死亡させた。 判決言い渡し後、梅沢裁判長は声を詰まらせながら、「あなたは奈桜さんにとって大好きなお母さんだったと思う。どこで判断を誤ったのか、悩み、考え続けてください」と語りかけた。島崎被告は黙って裁判長の方を見つめていた。【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人松島研人名古屋報道センター専門・関心分野地方行政、平和、防災関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月30日 (金)本の発売、大阪も1日遅れに?ガソリン補助、12月から縮小スペインで列車が衝突・脱線10月29日 (木)子どものSNS制限に動くEU「永住権」ビジネスで逮捕熊本地震発生から3カ月10月28日 (水)GMO攻撃側 「顧客情報」公開防衛産業強化へ 国が新法人漫画家・ちばてつやさん死去10月27日 (火)「スパイ防止法」に罰則案福田康夫元首相が死去 90歳西山朋佳さん 女性初の棋士へトップニューストップページへトランプ氏、接戦州で集会中止 体調尋ねた記者に激高「見た目最悪」13:00【更新中】物価2%到達、日銀総裁「定着重要」金融市場は動き少なく18:10学校法人同志社の理事長が謝罪「命守れなかった」 辺野古事故で会見18:08ICC赤根所長「一人ひとりは微力でも無力ではない」単独会見18:14独自「イケイケ」で売り込む日本の武器輸出 足元の自衛隊からは不満も14:00【解説人語】個人情報の流出が怖い…今できることは?いちからわかる18:45