ちばてつやさん、漫画を「文化」に高め 作品に通底した人生賛歌

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漫画「ゴルゴ13」連載40周年記念パーティーで、ちばてつやさん(左端)、藤子不二雄Ⓐさん(右端)に囲まれ、乾杯する作者のさいとう・たかをさん(中央)=東京都内のホテルで2008年11月13日、小出洋平撮影 漫画への愛と情熱は最期まで燃え尽きることなく、漫画界の中心に立ち続けた――。代表作「あしたのジョー」をはじめ、少女漫画から少年漫画や青年漫画まで、数々の作品で読者に熱狂と感動を届けた漫画家のちばてつやさんが22日、亡くなった。デビューから今年で70周年、精力的に生み出した作品は60を超える。漫画家として初めて文化勲章を授与されるなど、かつては「悪書」とレッテルを貼られていた漫画を「世界に通じる文化」として確かな存在に高めた。「読者層を大人まで広げ」 「生みの苦しみも多いけど、喜びもある。作品を読むことによって人生観が変わる人もいる。漫画は、それほど影響力がある芸術です」。ちばさんは漫画の力を信じていた。 2024年、文化勲章受章の記者会見で子供時代の思い出を振り返り、母親から「漫画を読んでいるとバカになる」と言われたことを明かした。漫画が小学校の校庭で燃やされたことを手塚治虫さんが悔しがっていたエピソードに触れ、「手塚さんが『こんなに素晴らしい、みんな子供たちが喜んでくれるものなのに』と言って涙を流したことが忘れられません。手塚さんが一番喜んでくれていると思います」と笑顔で語っていた。 京都精華大理事長でマンガ学部教授の吉村和真さんは「戦後日本を代表する漫画家であることは間違いない。子供の読み物と思われていた漫画の読者層を大人まで広げ、各ジャンルでヒット作を残した。唯一無二の活躍で日本の漫画を文化に押し上げた功労者だ」と指摘する。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事