スペイン列車事故、36人の身元確認 日本人含む67人行方不明

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車両の破片が散らばった高速鉄道の衝突事故現場=スペイン・トレド近郊で2026年10月30日、ロイター スペイン中部トレド県で起きた高速列車の衝突事故を巡り、スペイン当局は30日までに死者69人のうち36人の身元を確認した。また、67人の行方不明届が出ており、うち14件は日本、米国、アルゼンチン、カナダ、フランス、豪州などの外国籍だという。サンチェス首相は、死者に最大27カ国の国籍の人が含まれている可能性があると明らかにした。スペインメディアが伝えた。 国営放送RTVEによると、カスティーリャ・ラマンチャ自治州のガルシアパヘ知事は「遺体の一部が入った袋が31ある」と述べた。死者数はさらに増える可能性がある。Advertisement また、プエンテ運輸相は30日の記者会見で、28日朝の事故発生当時、マドリードの指令センターで16人の管制官が勤務していたことを明らかにした。 指令センターは、私鉄イリョが25キロ先で停車していたにもかかわらず、国鉄レンフェの高速列車に運行を許可。イリョの列車は、指令センターにトラブルで停車中であることを複数回伝えたとされる。一定の人員はいたにもかかわらず、何らかの理由で人為的ミスが起きた可能性があり、今後の調査で焦点となる。レンフェの列車に運行指示を出した職員は証言を拒否しているとの報道もある。 一方、サンチェス首相は「高速鉄道システムへの信頼が壊された」と語り、安全体制の再構築を誓った。 事故を巡っては、すでに中道右派・国民党のラホイ政権下で雇用・社会保障相を務めたファティマ・バニェス氏や、24歳の走り幅跳びの有力選手らの死亡が確認されている。【ブリュッセル岡大介】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。