米連邦上院選で南部テキサス州の民主党候補ジェームズ・タラリコ州下院議員=同州で2026年10月21日、ロイター 11月3日に投開票が迫る米中間選挙。連邦議会選は下院(定数435)は民主党が優勢で、州単位で議席を争う上院(定数100)で共和党が多数派を維持するかどうかが焦点となっている。接戦州では、今後の米政治を占うカギが見え隠れする。四つの選挙区の注目ポイントを米政治外交を専門とする上智大の前嶋和弘教授に聞いた。【石山絵歩】テキサス州 伝統的に保守的とされる南部テキサス州の共和党候補は、トランプ米大統領の岩盤支持層である「米国を再び偉大に(MAGA)=マガ」派の中でも、トランプ氏が「真のMAGA戦士」と評するケン・パクストン州司法長官(63)だ。 共和党予備選では、トランプ氏の支持を得て、現職の穏健派の重鎮に勝利した。 便宜供与問題を巡り収賄などの罪で弾劾訴追された過去があり(州上院で無罪評決)、1期目に弾劾訴追(無罪評決)されたトランプ氏と「スキャンダル」のイメージでも重なる。 対する民主党候補は、信心深いキリスト教徒として知られ、「隣人愛」に根ざした「愛の政治」を掲げるジェームズ・タラリコ州下院議員(37)だ。富の偏在などを批判した上で、政治的対立ではなく、国民の団結を訴えている。 前嶋氏:テキサス州は、1990年代から共和党が連邦上院の議席を独占する。民主党が勝てば、象徴的な意味合いを持つ。 タラリコ氏は政治経験は短いものの、演説がうまく、そつがない。2028年の大統領選で「スター」を見いだせていない民主党の中で、その候補の一人だ。今回の選挙で勝利すれば、大統領…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】首都・北京に今も「関所」?安全への執着と中国政治の「不安感」関連記事【最新記事】