「令和のコメ騒動」から一転、コメ価格なぜ安い? 苦悩する農家

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2026年産の新米を収穫するコメ農家=栃木県さくら市で2026年9月12日午後1時17分、鶴見泰寿撮影 コメ価格についてQ&A形式で分かりやすくまとめました。 Q 両親が「お米が安くなった」と喜んでいたよ。どうして安くなったの? A 世の中に出回るコメの量が増えていることが主な理由です。2024年夏以降、コメが品薄になり、価格が高騰する「令和の米騒動」が起こりました。国は25年に政府備蓄米を放出しましたが、高値で手に入れにくい状態が続き、外国産米の輸入も増えました。昨年秋から25年産のコメも出荷されましたが、安価な備蓄米や外国産米を選ぶ消費者や飲食店が多く、25年産米が売れ残りました。 Q 1年前のコメが余っているんだね。 A そうです。農林水産省が公表した、卸売業者などが保有する民間在庫量(26年6月現在)は243万トンで過去最多でした。適正な在庫量(200万トン)を大きく上回っています。26年産の主食用米の収穫量見通し(9月25日現在)によると、前年に比べて約1%(7万6000トン)の減少にとどまり、多くの量が取れるとみられます。今後も民間の在庫量が膨らむ見通しです。Advertisement Q しばらくコメ価格は安い傾向が続くのかな? A 全国約1000店舗のスーパーで10月12~18日に販売したコメ5キロの平均価格は前週比16円安の2821円でした。値下がりは10週連続です。トラクターなどの燃料価格や肥料などを含む農業資材費上昇に悩むコメ農家からは「コメがだぶつき、買い取り価格が下がると赤字になり、農家を続けられなくなる」との声が出ています。 Q コメ農家がいなくなると困るよ。 A 新たに就任した武部新農相は「生産者が再生産、再投資可能で、かつ消費者にも理解が得られる価格水準に落ち着くことが重要」と話しました。どのように実現するのか。その手腕が問われそうです。【鶴見泰寿】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。