残業が月80時間超の教員、業務見直しに慎重な傾向 都教委調査

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教室=斎藤文太郎撮影 「新しいやり方で業務の見直しをするのは不安がある」「子どものためなら時間をかけてでも丁寧に行うことが大切」--。東京都教育委員会が全教員対象に実施した調査の結果、時間外勤務(残業)が月80時間を超える教員の考え方の傾向が明らかになった。28日の「学校の働き方改革推進に向けた有識者会議」で公表した。 調査は7~8月、都内公立学校の全教員を対象に実施した。有効回答数は3万2077人(回答率46・5%)だった。Advertisement 回答を分析した結果、業務を見直す際、新しいやり方で実施することに対して「慎重論や不安がある」という職場の雰囲気が「とてもある」との回答の割合は、月の時間外勤務が80時間を超える教員で24・1%で、30時間以内の教員の17・7%を上回った。 また、80時間超の教員が児童・生徒のための業務であれば「時間をかけてでも丁寧に行うことが大切」との雰囲気を強く感じるとした割合は37・9%だった。教材作成などを「自分で一から行うことが大切」、「周囲の教員が忙しいと早く退勤しづらい」という雰囲気についても、80時間超ではそれぞれ1割超が強く感じていた。 業務の見直しを「教職員同士の議論で決める」と答えた教員は、担当者が個別に判断して決めると答えた教員に比べ、業務削減や早く退勤することへの抵抗感が少ない傾向があった。 都教委は、仕事を1人で抱え込んだり、従来の仕事のやり方を変えることに慎重だったりする教員の意識が「学校特有の文化や慣習につながっている可能性がある」と分析する。同会議で示された学校の新たな働き方に向けた実行計画の素案では、「(教員の責任感などの)良い面を生かしながら、長時間勤務を減らすための支援が必要」としている。【加藤佑輔】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。