妻と切り盛りしたラーメン店失い…求人票見つめる「地獄の日々」

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ハローワークでもらった書類を見る前嶋和一さん。地震で上層階の水道が壊れて水浸しになった畳はカビが生えてきた。交換できないので畳の上にマットを敷いて生活している=熊本県八代市で2026年10月27日午後7時40分、川畑岳志撮影 最大震度7の揺れに襲われた熊本地震では、商業施設の休業や工場の閉鎖で多くの人が職を失った。28日で地震の発生から3カ月。被災地では行政による合同企業説明会が開かれるなど、被災者の雇用をどう守るかが課題になっている。 「体が動く限り、ラーメン屋を続けたいと思っていたが、職場がなくなった」。27日に熊本県八代市のハローワークで求人票を見ていた前嶋和一(かずいち)さん(64)は不安を募らせていた。地震前は、八代市内の大型商業モール「ゆめタウン八代」で妻(69)とラーメン店を切り盛りしていた。店は立ち入り禁止に 地震で店の壁は傾き、床には食器や調味料が散乱した。店は休業したものの建物には入れたので、再開に向けて食材の処分や食器の整理を続けていた。ところが1カ月ほどたった頃、建物の危険性が判明して立ち入り禁止となった。 モール全体の再開時期が未定で、店の運営会社に営業方針を聞いても、はっきりした返事はなかった。給料の支払いも遅れ、会社と話し合った結果、妻と一緒に店を辞めることにした。アパートは地震で水浸…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】