警察官=吉田航太撮影 「ありますか?」 「どうぞ」 西日本の警察署ではかつて、少ない言葉で済ませる捜査員のやりとりがあった。失効した個人の運転免許証が警察署内で受け渡しされる場面だ。 警備部門の元捜査員が証言し、さらに続ける。「警備・公安警察の情報収集方法の一つで、当たり前にやっていた」 証言にあるような「横流し」は10月、神奈川県警で発覚したが、元捜査員はこう言う。「各地でやっているだろう」対応まちまちだった失効免許証 運転免許は一定の期間で更新しなければならない。有効期限が切れた失効免許証は警察側が回収したり、ドライバー側に返却したりと都道府県警で対応はまちまちだった。 神奈川県警港北署では、更新時に回収した交通課が公安捜査を担う警備課に渡す運用が続いていた。 警備部門は、過激派や右翼の活動家らの動向を監視している。失効免許証は網羅的に横流しされていたとされ、県警が調査した結果、県内の5警察署で続けられていたとする証言が得られた。公職、活動家、政党関係者も幅広く 「普通にやっていました」。西日本の県警の警備部門で働いていた元捜査員は…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事