大阪府庁舎本館にある「正庁の間」=大阪市中央区で2026年10月16日午前10時45分、井手千夏撮影写真一覧 大正時代に建てられ、現役の都道府県本庁舎で最も古い大阪府庁舎本館(大阪市中央区)が、31日で完成から100年を迎える。国の登録有形文化財で、映画やドラマの撮影にも使われてきた。府は「大正ロマン」を感じてもらおうと100周年を記念したイベントを開く。「正庁の間」、12年に大正時代の内装に 3代目となる現在の本館は1926(大正15)年に完成し、地上6階、地下1階の鉄筋コンクリート造り。正面玄関を入ってすぐのホールは3階まで吹き抜けとなっており、イタリア産の大理石でできた中央大階段と12本の柱が特徴的だ。Advertisement かつて人事発令などの式典に使用された5階の「正庁の間」は、2012年に大正時代の内装に戻す復元改修を経て一般公開を始めた。ステンドグラスやシャンデリア、装飾レリーフが施された壮麗な空間となっている。 大規模地震で倒壊の恐れがあると判明し、一時は咲洲(さきしま)庁舎(同市住之江区)への全面移転も検討されたこともあった。しかし東日本大震災で咲洲庁舎が損傷したことなどから一部移転にとどまり、13~16年に耐震工事を実施した上で現在も使用している。完成から100年を迎える大阪府庁舎=大阪市中央区で2026年1月7日、本社ヘリから加古信志撮影写真一覧ミャクミャク像との撮影も 府は完成100周年を記念し、31日に府庁舎本館でイベントを開く。午後5時~5時半、大阪公立大吹奏楽部によるコンサート▽午後1~4時と同6~8時、ミャクミャク像との写真撮影――などがある。 このほか、明治とコラボし、同じく誕生100周年を迎えた「明治ミルクチョコレート」100枚で作ったミニチュアサイズの府庁舎本館もお披露目される。関西歌劇団によるオペラコンサートや夜間特別公開は定員に達したため募集は締め切った。 吉村洋文知事は「府民の歴史的な財産でもあると思うので、次世代につなげていきたい。100周年を迎える府庁本館にぜひ遊びに来てもらえたら」と話している。【井手千夏】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事