印旛沼決壊、情報埋もれさせた「勘違い」 住民周知まで5時間超

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手前の堤防が決壊し、冠水した印旛沼周辺=千葉県成田市で2026年9月24日午前10時51分、本社ヘリから 9月の台風25号で氾濫した印旛沼の周辺住民から、発生直後の行政の対応に不満の声が上がっている。千葉県や地元消防が堤防決壊を把握してから住民に知らせるまで、5時間以上もかかったからだ。遅れの原因を探ると、氾濫の兆候を早期につかみながらも、勘違いや連携不足で情報が埋没していった経緯があった。【平塚雄太、中村聡也、合田月美】「もっと早く知らせてくれれば…」 「フォークリフトの修理に1台100万かかると言われている」。印旛沼に近い成田市北須賀の農業倉庫で、管理に関わる女性は落胆していた。氾濫で倉庫が浸水し、被害額はコメだけで約1200万円に達した。 9月22日午前10時ごろ、知人から浸水を知らされた女性が倉庫に着くと、既に水位は1メートルに迫り、対処しようもなかった。「もっと早く堤防決壊を知らせてくれれば、人を集めて米や機械を避難させられたのに」と悔やむ。なぜ危機管理課へ連絡なかった? 印旛沼は22日未明~23日昼に、周辺の水路などを含め3地点4カ所の堤防が決壊した。県などによると、約5平方キロメートル(22日夕時点)が浸水し、成田市と栄町の住宅など約360軒が被災した。 最も大きな決壊箇所は冒頭の農業倉庫から数百メートル北(成田市船形、地図②)にあり、沼の堤防が約72メートルにわたり崩れた。 沼の水位を監視していた独立行政法人水資源機構が22日午前5時15分ごろに氾濫を疑い、用水路を…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事