「メタまーつ」で新たに利用できる医療機関マップ。726カ所の医療機関が表示される=千葉県松戸市提供 千葉県松戸市は、ウェブ上に構築した三次元仮想空間「メタまーつ」の機能を今月から大幅に拡充した。美容整形を除く市内ほぼ全ての医療機関を網羅した「医療機関マップ」や、オンラインサービスが利用できる「メタまーつ市役所」を新たに提供。利用できる機能を8種類に倍増させ、年間3万件の利用を見込む。 「メタまーつ」は、仮想空間「メタバース」の松戸市版。利用者は自分の分身(アバター)を通して仮想空間に入り込む。アカウントの登録や個人情報の入力は不要。2025年10月から稼働し、年度末までの約5カ月で約4800件の利用があった。Advertisementオンラインサービスを利用できる「メタまーつ市役所」=千葉県松戸市提供 医療機関マップには、病院・診療所274カ所、歯科診療所256カ所、保険薬局196カ所の計726カ所が登録されている。利用者は診療科目や地区で絞り込んだり、駅や自宅、現在地からの距離を調べたりできる。各医療機関のホームページにもつながる。 メタまーつ市役所は、オンライン申請システムや公共施設予約サービスを利用できる。他に、子どもの居場所を地図に落とし、キャラクターが施設案内をする「子どもの居場所マップ」と、展示画像を見たり、来場者同士がチャットで交流したりできる「イベント会場」を新設した。 市によると、県内自治体でのメタバースの活用例は、婚活、教育、職員採用など19あるが、8種類もの機能があるのは松戸市だけで全国でも珍しいという。経費は25年度が開発費約2500万円(うち2分の1は総務省補助金)、26年度が約1000万円。27年度以降は月額約50万円。松戸隆政市長は「機能の周知徹底を図るとともに(メタまーつ内の)防災マップは、より使い勝手の良いものにアップデートしたい」と述べた。【石川宏】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。