大阪地検が入る大阪中之島合同庁舎=大阪市福島区で2020年9月17日、菱田諭士撮影 部下だった女性に性的暴行を加えたとして、準強制性交等罪に問われた元大阪地検検事正の北川健太郎被告(67)は27日、大阪地裁(三輪篤志裁判長)で開かれた第2回公判で無罪を主張した。 2年ぶりに開かれた公判で北川健太郎被告側の主張の全容が示されたことで、大阪地検の元トップと、古巣が全面対決する構図が固まった。事件に至る経緯や事件後の経過は? 公判では女性が抗拒不能な状態だったかや、同意の有無についての被告の認識が争点になるが、双方の主張は大きく食い違う。被告の官舎という「密室」で起きた出来事の真相を当事者の説明だけで解明するのは困難で、事件に至る経緯や事件後の経過も判断の材料になりそうだ。 事件の最大の特徴として挙げられるのが、被告が大阪地検の検事正という重職に就くという流れの中で起きた点だった。検事正は地検職員を指揮・監督する立場にある。検察側は「(部下だった女性からみれば)仕事面や人事面で大きな影響を及ぼしうる存在だった」とし、「口封じ」という…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事