見た目に対するコンプレックスとの折り合い方を見つけた青楓館高等学院の山本奏似亜さん=兵庫県明石市で2026年8月25日、小関勉撮影 鏡に映った自分の顔を見ると、嫌悪感がこみ上げる。 呼吸は荒くなり、学校に行く時間になっても、家を出られない。 コンプレックスを解消しようと受けた美容整形は、次第に「中毒」のようにやめられなくなり――。 通信制高校「青楓館(せいふうかん)高等学院」(本校・兵庫県明石市)で芦屋校舎長を務める山本奏似亜(そにあ)さん(32)は、そんな自身の過去を生徒に包み隠さず話している。 「自分だから伝えられることがある」 そう信じているからだ。 連載「#ビジュ~見た目って大事ですか?」。第1部は「若年層に浸透する『見た目重視』とその影」がテーマです。 Eメールや郵送で体験談やご意見をお寄せください。〒530-8251(住所不要)毎日新聞大阪本社社会部「ビジュ」取材班▽メール o.shakaibu@mainichi.co.jp 子どもの頃から、容姿へのこだわりは比較的強かった。 特に髪形は自分らしさのよりどころだった。母親の影響で、幼稚園の時からパーマをかけていた。小学校の時はあごぐらいまで伸ばし、耳にかけずに自然に垂らしていた。 少し長めの髪で、顔面をむき出しにせずに済むことに、気持ちが落ち着く感覚があった。校則に「自分らしさ」奪われ しかし、進学した公立中では一転、校則に縛られて好き…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】見た目とどう向き合うべきか ルッキズムを科学する研究者の提案関連記事