干し芋製造で廃棄の「はしっぽ」活用 茨城の高校生が商品開発

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日本栄養改善学会総会「ジュニア栄養改善学会」で優秀発表賞を受賞した茨城キリスト教学園高の(左から)尾関クララさん、草野遥さん、助川結さん、内藤ちひろさん=茨城県日立市大みか町6の茨城キリスト教学園高で2026年10月14日午後5時26分、田内隆弘撮影 名産の干し芋を残渣(ざんさ)まで無駄なくおいしく――。茨城キリスト教学園高校(茨城県日立市大みか町)の生徒が授業を通じ、干し芋の製造過程で生じる残渣「はしっぽ」を活用した商品開発を進めている。こうした取り組みを別府大学(大分県別府市)で開かれた日本栄養改善学会総会「ジュニア栄養改善学会」(高校生対象)で発表したところ、15団体中1位の「優秀発表賞」を受賞した。生徒らは「何か受賞できたらと思っていたけれど、びっくりした」と喜んでいる。 同校では地域課題の解決策を模索する「マイ・プロジェクト」という授業を行っている。2024年、当時の2年生らが食品ロスの課題に着目。茨城大の学生有志らが進める「干し芋残渣削減プロジェクト(HZP)」の存在を知り、活動に参加するようになった。 干し芋を作る際にサツマイモの皮に近い部分など約40%が廃棄されていること、多額の費用が掛かるため未処理のまま廃棄されることが多く、悪臭などの問題になっていることなどの課題を知った。一方、残渣であっても糖度、栄養分が豊富に含まれていることも分かった。 同年秋に東海村で開かれたHZPの関連イベントで、生徒ら自ら出席者に残渣削減を目指す活動を説明してまわったところ、栃木県のあん製造販売「グッドライフ」の担当者が「いい活動だ」と共感し、商品化への動きが始まった。 25年3~10月にかけて計7度の試作と試食を重ね、干し芋の残渣ペーストを使用したあんバターが完成。「はしっぽあんこ」と名付けて、同年11月の学園祭やクリスマスマーケットで販売したところ用意した瓶詰めは全て売り切れたという。 今回学会発…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。